家出人の届けがあると、警察はまずそれが事件性があるかどうかを見極め、あると特異家出人として捜査が始まる。ないと判断されたら、届けだけ受けて捜査をしない。
警視庁捜査一課特殊犯捜査係りの刑事堂園は、長びいた特捜本部から解放されて休んでいるところを上司高平に呼び出される。所轄時代,いくつかの手柄により高平に警視庁に呼ばれ、彼が特殊犯に異動すると、呼ばれた。堂園を信頼し、取り調べを任せ、一目おかれる刑事にしてくれたボス。呼ばれたら出ないわけにはいかない。
葛飾で独り暮らしの老人が行方不明になり、仲良しだった近所の少女の訴えで始まった特異家出人捜査の顛末を描いた作品。
質素に暮らしていたがかなりの財産があると噂される有村。勘で怪しいと感じた堂園は、上司に報告し家捜しをする。金目のものが金庫から消えており、時価何億にもなるという骨董の根付けの収集品も消えている。有価証券や銀行預金を引き出すために、有村もさらわれたのか。
葛飾署の刑事浜中と捜査を始めた堂園。近くのコンビニで老人をのせた車の目撃者が現れ、拉致者の一人が鹿児島のもと暴力団員とわかる。
堂園の亡き祖父は食堂をしていて、孫息子を可愛がってくれた。鹿児島出身だが、戦前の話は聞いたことがない。故郷で醸造業をしていた祖父の甥が自殺したとの連絡。商売不振で銀行以外にも貸し金業者からも借金して支払いに困っての自殺。
祖父の遺品に写る若い頃の有村。学生時代に仲がよかった祖父や恋人たち。
有村を拉致した車が鹿児島で見つかり、堂園と浜中は向かう。中俣は覚醒剤で狂い仲間に撃ち殺された。有村はフェリー乗り場で別の男たちに引き渡されたらしい。どうやらそれはおじさんを自殺に追い詰めた貸し金の橋口らしい。その居所を突き止めた頃に、東京では有村の仲良しの少女が拉致される。ボスの高平が陣頭指揮で少女を救いだし、同時に堂園らは橋口の部屋を襲い、無事有村を救出する。
高校入試で不正を働き、故郷を捨てた有村と祖父。戦後の混乱期の中で互いを見失う。恩人殺害の負い目を抱いていた有村は、当時の警察官の執念の捜査で癒される。昔の恋人とも再会。
刑事の祖父と被害者の接点は、作り物めいてはいるが、それなりによかった。誰にでも若い頃がある、恋があったんだ。生きていれば見つかるささやかな幸せ。
警視庁捜査一課特殊犯捜査係りの刑事堂園は、長びいた特捜本部から解放されて休んでいるところを上司高平に呼び出される。所轄時代,いくつかの手柄により高平に警視庁に呼ばれ、彼が特殊犯に異動すると、呼ばれた。堂園を信頼し、取り調べを任せ、一目おかれる刑事にしてくれたボス。呼ばれたら出ないわけにはいかない。
葛飾で独り暮らしの老人が行方不明になり、仲良しだった近所の少女の訴えで始まった特異家出人捜査の顛末を描いた作品。
質素に暮らしていたがかなりの財産があると噂される有村。勘で怪しいと感じた堂園は、上司に報告し家捜しをする。金目のものが金庫から消えており、時価何億にもなるという骨董の根付けの収集品も消えている。有価証券や銀行預金を引き出すために、有村もさらわれたのか。
葛飾署の刑事浜中と捜査を始めた堂園。近くのコンビニで老人をのせた車の目撃者が現れ、拉致者の一人が鹿児島のもと暴力団員とわかる。
堂園の亡き祖父は食堂をしていて、孫息子を可愛がってくれた。鹿児島出身だが、戦前の話は聞いたことがない。故郷で醸造業をしていた祖父の甥が自殺したとの連絡。商売不振で銀行以外にも貸し金業者からも借金して支払いに困っての自殺。
祖父の遺品に写る若い頃の有村。学生時代に仲がよかった祖父や恋人たち。
有村を拉致した車が鹿児島で見つかり、堂園と浜中は向かう。中俣は覚醒剤で狂い仲間に撃ち殺された。有村はフェリー乗り場で別の男たちに引き渡されたらしい。どうやらそれはおじさんを自殺に追い詰めた貸し金の橋口らしい。その居所を突き止めた頃に、東京では有村の仲良しの少女が拉致される。ボスの高平が陣頭指揮で少女を救いだし、同時に堂園らは橋口の部屋を襲い、無事有村を救出する。
高校入試で不正を働き、故郷を捨てた有村と祖父。戦後の混乱期の中で互いを見失う。恩人殺害の負い目を抱いていた有村は、当時の警察官の執念の捜査で癒される。昔の恋人とも再会。
刑事の祖父と被害者の接点は、作り物めいてはいるが、それなりによかった。誰にでも若い頃がある、恋があったんだ。生きていれば見つかるささやかな幸せ。