ノンキャリで警部まで昇進した四十代の麻生だが、上に逆らった捜査をしたことで所轄へ飛ばされて、管理職になるのを嫌い、警察を退職。私立探偵を開業する。一人だけの気ままな探偵業、警察時代のつてで独り暮らしを続けるだけの稼ぎはある。
そんな麻生のもとに持ち込まれた四つの調査が語られる。またゲイに近い麻生が腐れ縁をもつ半ばやくざの若者練との別れを思わせるエピローグのエピソードがつく。やくざから足を洗わせたい麻生と、やくざから縁を切れない練。
最初に現れた上流階級の奥さんの依頼は、子供時代に暮らした借家の庭に仲良しの男児と埋めたタイムカプセルのゆくえをしりたいという。調べを続けていくと、中には彼女が描いたスチュワーデスのロボットが描かれていて、それに似たロボットが、幼馴染みの発案として発明されてニュースになっている。
私立の中学校長が覚えのないセクハラ疑惑で退職。納得できない彼は疑惑の解明を麻生に依頼。幼稚園から高校まである学園。被害者は卒業生で、後に教師となった女性。調べてみると、彼女の友人から事情がわかる。中学受験の面接で彼女に対したのが当時教師だった校長。六年生女子への些細な発言が彼女を憤らせた。
偶然立ち寄った薬局で出会った薬剤師の若者、互いに見覚えがあるが、いつ会ったのか覚えがない。そんな若者が恋人殺害の疑いで姿を消した。ほっておけない麻生は彼を探し、以前いつ会ったかを思いだし、隠れ場所に趣き自首を説得し、真犯人を捜索する。
かつて検事だった美貌の女弁護士から依頼された調査は簡単なものだった。親代わりに世話になった叔母から譲り受けた指輪の捜索。盗まれたと思われる別荘に赴いた麻生が出会った弁護士の知人の女性。殺人事件から身を隠しているという言葉から、大きな事件に関わることになる。その女の離婚した夫がインサイダー取引で莫大な金を手にした。新たな妻やその男友達が絡んでいて、きな臭い。それを感じ取った弁護士が、詳しいことを話さないままで、麻生を巻き込んだらしい。
刑事時代から麻生には他人には見えない着眼があり、上司に逆らっても、自分の疑惑に食らいつく癖があり、それにより数々の事件を解決に導いてきた。彼のそんな能力を利用しようとしたしたたかな弁護士。それにしても事件の黒幕が叔母ゆかりの男とは。
麻生探偵は他の柴田作品にも出てくるという。読んでみたい気もするが、どうしよう。
そんな麻生のもとに持ち込まれた四つの調査が語られる。またゲイに近い麻生が腐れ縁をもつ半ばやくざの若者練との別れを思わせるエピローグのエピソードがつく。やくざから足を洗わせたい麻生と、やくざから縁を切れない練。
最初に現れた上流階級の奥さんの依頼は、子供時代に暮らした借家の庭に仲良しの男児と埋めたタイムカプセルのゆくえをしりたいという。調べを続けていくと、中には彼女が描いたスチュワーデスのロボットが描かれていて、それに似たロボットが、幼馴染みの発案として発明されてニュースになっている。
私立の中学校長が覚えのないセクハラ疑惑で退職。納得できない彼は疑惑の解明を麻生に依頼。幼稚園から高校まである学園。被害者は卒業生で、後に教師となった女性。調べてみると、彼女の友人から事情がわかる。中学受験の面接で彼女に対したのが当時教師だった校長。六年生女子への些細な発言が彼女を憤らせた。
偶然立ち寄った薬局で出会った薬剤師の若者、互いに見覚えがあるが、いつ会ったのか覚えがない。そんな若者が恋人殺害の疑いで姿を消した。ほっておけない麻生は彼を探し、以前いつ会ったかを思いだし、隠れ場所に趣き自首を説得し、真犯人を捜索する。
かつて検事だった美貌の女弁護士から依頼された調査は簡単なものだった。親代わりに世話になった叔母から譲り受けた指輪の捜索。盗まれたと思われる別荘に赴いた麻生が出会った弁護士の知人の女性。殺人事件から身を隠しているという言葉から、大きな事件に関わることになる。その女の離婚した夫がインサイダー取引で莫大な金を手にした。新たな妻やその男友達が絡んでいて、きな臭い。それを感じ取った弁護士が、詳しいことを話さないままで、麻生を巻き込んだらしい。
刑事時代から麻生には他人には見えない着眼があり、上司に逆らっても、自分の疑惑に食らいつく癖があり、それにより数々の事件を解決に導いてきた。彼のそんな能力を利用しようとしたしたたかな弁護士。それにしても事件の黒幕が叔母ゆかりの男とは。
麻生探偵は他の柴田作品にも出てくるという。読んでみたい気もするが、どうしよう。