東京下町のちっぽけなやくざ阿岐本組。組長他、代貸日村と若いもの四人だけの組。古くから顔が広く、素人には迷惑をかけないのが信条の組長。ひとつ困る癖があり、文化的なものへの憧れから、その手の話があるとつい好奇心から厄介ごとを引き受けてしまう。前回は倒産寸前の出版社を引き受け 、なんとか再生の目処がたったところで手を引くことに。

今回組長が引き受けたのが都内の私立高校。組長が新たな理事長に、日村が理事として学校につめることになる。

住宅街の外れにある学校はコンクリの塀が落書きだらけ、土のグラウンドは荒れ放題、ひびがはいり、雑草だらけ。校舎の窓もあちこち割れたままだし、落書きもある。
玄関では男子生徒がタバコをふかし、注意すると反抗するわけでもなく、驚いている。目上からしかられた経験がない様子。
校長に会うと、学校には理念や方針はないと言う。強いてあげれば落ちこぼれの救済措置。三年間過ごさせて卒業させるだけ。学業にさわりがあるので、前理事長の方針でクラブ活動は中止。教師と生徒は向き合うことも話すこともなくばらばら。窓ガラスが割られても、修理と再発の鼬ごっこで、ついには放置。ガードマンがいても生徒には手を出すなと言われているのでなすすべがない。生徒に怪我を追わせて問題になることを恐れて、校長がそう依頼していた。

しつけもないし、掃除の仕方も知らない。教師でさえ廊下に散らばるガラス片の掃除の仕方を知らない始末。

腹が立ってもまずは率先して掃除をしたり、窓ガラスを新調したり、花壇の手入れをしていく日村。好奇心から手伝うものも出てくる。ガードマンに代わって夜警してガラスを割る犯人の生徒を捕まえ,掃除をさせたりすることからはじめた日村。

ダンスが得意で人気者の女生徒、彼女に対立する暴力団のバックを持つ元理事長の娘。

あわや暴力団と対決かと思ったとき、現れた暴力団のバックの大親分。それが阿岐本組長の舎弟とわかり話はつく。代わりに学校に力を持つ元理事長と阿岐本組が双方学校から手を引くことになる。

それまでに日村らの地道の活動からクラブ活動の復活、あいさつ、生徒による掃除当番が復活する。校長が囲碁の名人とわかり、目をかけている生徒が大会に出て優勝。

日村たちの功で、別れのとき、生徒や教師たちから別れの言葉を叫ばれて、組長と日村は涙ぐんでしまう。