イギリス出身の児童文学作家ダール。

マチルダは天才少女。三歳になる前から文字が読め、四歳で図書館で有名な文学作品を次々と読破。
自動車売買をしてる父親は安いオンボロ車を手に入れ、インチキをして高価に売ることで儲けているいい加減な男。母親はテレビとビンゴにしか興味がないがさつな女。両親共にマチルダの能力に気づかず、かえって厄介者扱いをしてる。頭ごなしに父親にしかられたマチルダは、頭脳を使い、いたずらを考えだし、父親をこらしめて腹いせをしていた。帽子に接着剤を塗りつけてとれなくしたり、トニックに染毛剤を混ぜて、父親の髪を染めさせたり。

ようやく五歳で学校にあがり、両親から離れたと思ったら、そこには尊大で横暴、暴力的で子供嫌いな校長がいる。

生徒をつるし上げてはハンマーがわりに投げつけたり、巨大なケーキを無理矢理食べさせたり。児童は小さくなっているだけだが、それでも気が向くと、生徒をつるし上げ、ぎゅうぎゅうの目に合わせることを楽しむ。

それにひきかえ担任のハニー先生は児童には優しいが、校長には頭が上がらない。それでもマチルダの能力にいち早く気づき、飛び級させようとしたが、校長にも両親にも理解されず、ひそかにマチルダを見守ってくれる。

そんなとき、マチルダは新たな力をみせる。目で見ながら頭の中で念じると、ものを動かすことができる。

ハニー先生は地元の医者の娘だったが、母親の死後に、彼女の世話役として現れた伯母さんにひどい扱いを受けて奴隷のようにこきつかわれた。やがて父の不審な自殺のあと、家まで乗っ取られてしまい、後に先生は近くの農家の物置を借りて、貧乏な暮らしをしていた。給料の大部分を先生の養育費だと言われて取り上げられた。その鬼のような伯母さんが校長だと知ったマチルダは、新たな力を利用して、密かに計画を練る。

週に一度の校長の授業の日、マチルダは念力でチョークを動かし、黒板に文章を綴る。ハニー先生の亡き父親からの伝言と見せかけて、家や給料を娘に返し、村を出ていくようにと。それを見て気絶した校長は、ひそかに村を出た。なくなったはずの父親の遺書が出てきて、ハニー先生は生家と給料を取り戻し、マチルダと仲良くなる。
盗難車の販売をしていたことが露見した父が一家でスペインへ移住するのを嫌がり、マチルダはハニー先生と暮らすことになる。