生活安全課0係シリーズ第二作。
昨夜、一気に最後まで読んでしまった。
何でも相談室には今回も様々な相談事が寄せられる。
ビル屋上からの女子高生の投身自殺。遺書もあり、目撃者もあり、自殺に間違いがないが。母親には原因に覚えがなく信じられないため、警察に捜査依頼をしても門前払い。それを取り上げて調べ始めたのは、空気読めない変人キャリア警部小早川。

名門私立の女学校で、すでに三人の自殺があったことがわかる。最初は三人に関係はないとしらを切っていた学校側。
学校には不釣り合いなほど立派な図書館があり、理事を学校のパトロンである美容整形病院長の息子が勤めているが、仕事らしい仕事をせず外車を乗り回している。図書部長には理事の妹の生気のない美人女子高生がいて、親衛隊の生徒を引き連れている。図書館を記念して作られた奨学生。自殺者はみなその奨学生で、みな美人。

調べていくと、部長の回りでは事故や自殺者がかなりいる。バチが当たったという。
一人の自殺者の体内には微量の脱法ハーブが検出。自殺とは関係ないが,何かがありそう。

調べていくと、理事が自分好みの奨学生を集め、脱法ハーブを利用して、性的ないたずらをしていたらしい。公にされるのを恐れて、妹に始末させたらしい。ただどのようにして、死ぬ気のない生徒を自殺させたのかがわからない。

小早川の捜査の手が延びたことから、理事の妹は小早川の妹に手を伸ばし、危うく自殺させられそうになる。
そして小早川は気がついた。理事の妹は彼女の目を見たものを瞬間的に催眠術をかけて、心の奥に自殺願望を植え付ける力があるのだと。

最後には理事は警察に問い詰められて悪事を白状。妹はすでに退学したものの、小早川の捜査に協力した元生徒の、切羽詰まっての行動で動きを止める。なんと理事の妹の整形を繰り返して、生気のない美人顔に硫酸をぶっかけて、目にも痛手を与えてしまう。兄の自白で妹の悪行が明らかになっても法的には証明できないやり口で、逮捕はできない。

その点は少し物足りない気もしたが。

この事件がメインだが、他にもストーカー問題も扱っていて、結果として加害者と被害者が入れ替わる。怖いな。

シリーズの残り二冊は明日にでも借りてこようかと思う。