馬鹿馬鹿しいけど、結構面白かった、そんなところか。

お笑い哲学者列伝、とサブタイトルにある通り、ソクラテスからサルトルまでの十二人の哲学者について書いている。彼らの哲学そのものは著者清水さんでさえちんぷんかんぷんでほとんど理解できていないことから、内容はもっぱら哲学者の人格や人生にまつわる話を面白おかしく話すかたちが多い。

扱っている哲学者は、ソクラテス、プラトン、アリストテレス、デカルト、ルソー、カント、ヘーゲル、マルクス、ニーチェ、ハイデッガー、ウィトゲンシュタイン、サルトルの十二人。

私にとっては一番馴染みがないウィトゲンシュタインのおいたちや人生が一番興味深く思えた。ただ彼の哲学に関してはまったくわからないが。まあだからこそ彼について知らなかったのだが。

しいて興味ある哲学者を選ぶとするなら誰だろう。論理学関係は私には理解できない領域だから、アリストテレスやウィトゲンシュタイン、ハイデッガーも論外かな。かといって人間的でもあまりに廃頽的な人格は近づきたくないから、ルソーやニーチェ、サルトルも無理だな。
反対にあまりに謹言実直なのも遠慮したいから、しいてあげるならヘーゲルかな。精神現象学というタイトルだけで興味を覚えてしまう。昔本を買った覚えはあるが読んだ覚えはないな。