新米刑事が張り込みをしてると、容疑者のとなりにすむ老人が彼を気にする。数日張り込みを続けていたら、老人は参ったように自首してくる。指名手配中の泥棒だった。棚からぼたもちの手柄。

殉職した刑事を父にもつ壮一郎は、小柄でスポーツも苦手なため警察官になる気はなかった。それを父が望んでいたという嘘を祖父から聞かされて警察官に。交番巡査で終わるつもりが、父を知る上役のお陰で刑事になり、棚ぼたの手柄で、警視庁捜査一課に昇進。彼が配属されたのが特命捜査対策室。未解決事件を専門に扱う部署。一課内の部署だが本部にではなく、深川分庁舎内に拠点を置く。そして彼が配属されたのは7係。他の六つの係には班が二つあるのに、7係には一班しかない。

係長の又吉警部はあまり仕事熱心ではない。班をリードしてるのは辰巳主任。長身で若い女性だが、きつそうな主任。彼女は竜巻とあだ名されているらしい。一課とかなり揉め事を起こす独断専行女子。

新米で頼りない壮一郎に不満ながら、彼女は新たな事案につれていく。盗みで捕まった男が過去の未解決事件についての情報があると聞いて。小久保清二失踪事件。彼の妻は相続問題で争っていた兄が怪しいと証言し、当時現職の警官だった兄が調べられたが、失踪に関してはなんの痕跡もなく自由になったが、調べの中で、必ずしも誠実な警官ではないことが明らかになり、退職。家族まで離れてしまいアル中になった。

そんな兄に接触し,失踪事件の再捜査を始めた新米刑事の壮一郎と辰巳主任らの入り組んだ捜査の模様を描いた作品。


辰巳主任の強引ではあるが鮮やかな捜査に魅力がないわけではないが、あまり楽しいものでもないか。