タイトルからロマンチックな物語を想像し、なかを覗いて、事件現場へ向かう法医昆虫学者が登場するというので、先日読んだ本の同類かと思っていた。
読み終えてみると、全く違う。
長野県内にある宗教施設から逃げ出した少女の証言から、施設内で管理売春が行われているとわかり、強制捜査の手が向かったら、施設に火事が発生し、焼死体の遺体が見つかる。集団自殺の疑いもある状況で、全員が屋上か屋上に向かう途中でなくなっている。そんな遺体の検死を行った医師たちは信じられない事態に立ち向かう。遺体はどれも内蔵が食い荒らされていて残骸しかない。さらに血液が黄色くなっている。鉄分が失われている。脳幹部が変質して、水晶のように硬化している。そして芋虫のような虫の残骸。その虫が体内から皮膚を破って外に出た形跡がある。体内で人体を餌に成長して体外へ出てくる虫。正体不明の虫を明らかにするために呼ばれた女性法医昆虫学者の御堂。
事件の張本人と思われていた教祖がすでになくなり埋められていることがわかり掘り起こしてみると、棺は内部から粉砕されていた。遺体はわずかな日数で白骨化している。虫の遺骸も見つかるが手に取ると分解してしまう。生きた虫が見つからなくては、正体を解明する手がかりも見つからない。
施設は焼死した幹部による放火とわかり、刑事事件としては書類送検が決定している。残された謎は謎の虫の解明。
遺体には虫と共に奇妙なウィルスも見つかったことから、御堂はウィルス研究の医学者と共に取り組むのだが、研究はなかなか進まない。
物語には御堂の甥の大学生とその恋人の話も絡んできて、どう関わるのかと思っていたら、二人は虫に寄生され、最後には死んでしまうと言う設定。しかも虫の正体が完全に解明されるわけでもない。唯一の治療法が近親相姦だとか、虫が死ぬときに発する光は宇宙の彼方の仲間に発する通信ではないかという大学生の考えが暗示されるだけ。
生命の神秘、死の仕組み、ウィルス、さらには音の仕組みなど、興味深い話ではあるが、物語としてはハッピーエンドではない結末は楽しめない。むしろ恐怖を感じる。これってホラーなのかな。安易に解決するミステリーも好きではないが、こうしたのもやはり読んでよかったとは思えないな。
読み終えてみると、全く違う。
長野県内にある宗教施設から逃げ出した少女の証言から、施設内で管理売春が行われているとわかり、強制捜査の手が向かったら、施設に火事が発生し、焼死体の遺体が見つかる。集団自殺の疑いもある状況で、全員が屋上か屋上に向かう途中でなくなっている。そんな遺体の検死を行った医師たちは信じられない事態に立ち向かう。遺体はどれも内蔵が食い荒らされていて残骸しかない。さらに血液が黄色くなっている。鉄分が失われている。脳幹部が変質して、水晶のように硬化している。そして芋虫のような虫の残骸。その虫が体内から皮膚を破って外に出た形跡がある。体内で人体を餌に成長して体外へ出てくる虫。正体不明の虫を明らかにするために呼ばれた女性法医昆虫学者の御堂。
事件の張本人と思われていた教祖がすでになくなり埋められていることがわかり掘り起こしてみると、棺は内部から粉砕されていた。遺体はわずかな日数で白骨化している。虫の遺骸も見つかるが手に取ると分解してしまう。生きた虫が見つからなくては、正体を解明する手がかりも見つからない。
施設は焼死した幹部による放火とわかり、刑事事件としては書類送検が決定している。残された謎は謎の虫の解明。
遺体には虫と共に奇妙なウィルスも見つかったことから、御堂はウィルス研究の医学者と共に取り組むのだが、研究はなかなか進まない。
物語には御堂の甥の大学生とその恋人の話も絡んできて、どう関わるのかと思っていたら、二人は虫に寄生され、最後には死んでしまうと言う設定。しかも虫の正体が完全に解明されるわけでもない。唯一の治療法が近親相姦だとか、虫が死ぬときに発する光は宇宙の彼方の仲間に発する通信ではないかという大学生の考えが暗示されるだけ。
生命の神秘、死の仕組み、ウィルス、さらには音の仕組みなど、興味深い話ではあるが、物語としてはハッピーエンドではない結末は楽しめない。むしろ恐怖を感じる。これってホラーなのかな。安易に解決するミステリーも好きではないが、こうしたのもやはり読んでよかったとは思えないな。