久しぶりの平成の名探偵天馬シリーズ最新刊。体育館、水族館に続いて、今回の現場は町の図書館。
語り手である一年生の卓球部員柚乃の風ヶ丘高校の図書委員長有紗は期末試験直前で落ち着かない高校の図書室を出て、近所の図書館に向かう。折しも近所に住む兄とも慕う従兄の大学生恭助と会い、言葉を交わす。
そんな恭助が夜間の図書館で撲殺死体で見つかる。凶器の本やそばの棚から落ちた本が散らばる現場。ダイイングメッセージと思われるものがそばにある。床の絨毯に血で書かれた「く」という文字と、凶器の本の著者名の一字に丸印。
最初に駆けつけたのは地元の刑事と遅れてくる警部に休暇のところを駆り出された柚乃の兄袴田。警部は現場を見るやいなや、天馬を要請。早々と名探偵登場。ダイイングメッセージについての見解を聞きたい警部のもくろみだったが、天馬はそれは証拠にならないし、死者が書いたかどうかもわからないと一蹴する。
被害者のボケットにあったカッターナイフ。錆びているのに、先にわずかな歯こぼれがあり、まだ新しいのに、周囲におれた欠片が見当たらない。行きなりトイレに駆け込む天馬。名探偵の常人にはわからない推理とそれにより論理的に導き出されたことによる奇抜な行動。
ラストの謎解きを見れば納得できる論理だが。
やがて読書好きで創作にも手を染めていた有紗が書いた作品を本にして、密かに図書館の棚に並べていた秘密が明らかになる。しかも被害者は仲がよい司書に、夜間に潜り込むための暗証番号を聞き出していた。一体被害者は夜間の図書館に忍び込んで何をしようとしていたのか?
死体のあった二階とは別に、一階のカウンターの床にも血痕があり、死体とは血液型が違う。加害者被害者以外の第三者がいたのか?その男はなんのためにいたのか?
被害者に図書館の通用口の夜間のパスワードを知らせた司書もあきらかになり、血痕を残した行方不明のもと司書もわかり、ついには捕まるが、どうやら殺人とは無関係。
名探偵がラストに明かした推理の筋道、それにより導き出された犯人を絞る五つの条件。それを満たす司書はいない。では誰か、パスワードを知り得た可能性がある人物は、なんと意外な人物だった。
期末試験の様子を描く話と平行して、探偵物語が進む。しかも柚乃による天馬の秘密を探る話も少しづつ真実に近づいていく。もう次が読みたくなる。
語り手である一年生の卓球部員柚乃の風ヶ丘高校の図書委員長有紗は期末試験直前で落ち着かない高校の図書室を出て、近所の図書館に向かう。折しも近所に住む兄とも慕う従兄の大学生恭助と会い、言葉を交わす。
そんな恭助が夜間の図書館で撲殺死体で見つかる。凶器の本やそばの棚から落ちた本が散らばる現場。ダイイングメッセージと思われるものがそばにある。床の絨毯に血で書かれた「く」という文字と、凶器の本の著者名の一字に丸印。
最初に駆けつけたのは地元の刑事と遅れてくる警部に休暇のところを駆り出された柚乃の兄袴田。警部は現場を見るやいなや、天馬を要請。早々と名探偵登場。ダイイングメッセージについての見解を聞きたい警部のもくろみだったが、天馬はそれは証拠にならないし、死者が書いたかどうかもわからないと一蹴する。
被害者のボケットにあったカッターナイフ。錆びているのに、先にわずかな歯こぼれがあり、まだ新しいのに、周囲におれた欠片が見当たらない。行きなりトイレに駆け込む天馬。名探偵の常人にはわからない推理とそれにより論理的に導き出されたことによる奇抜な行動。
ラストの謎解きを見れば納得できる論理だが。
やがて読書好きで創作にも手を染めていた有紗が書いた作品を本にして、密かに図書館の棚に並べていた秘密が明らかになる。しかも被害者は仲がよい司書に、夜間に潜り込むための暗証番号を聞き出していた。一体被害者は夜間の図書館に忍び込んで何をしようとしていたのか?
死体のあった二階とは別に、一階のカウンターの床にも血痕があり、死体とは血液型が違う。加害者被害者以外の第三者がいたのか?その男はなんのためにいたのか?
被害者に図書館の通用口の夜間のパスワードを知らせた司書もあきらかになり、血痕を残した行方不明のもと司書もわかり、ついには捕まるが、どうやら殺人とは無関係。
名探偵がラストに明かした推理の筋道、それにより導き出された犯人を絞る五つの条件。それを満たす司書はいない。では誰か、パスワードを知り得た可能性がある人物は、なんと意外な人物だった。
期末試験の様子を描く話と平行して、探偵物語が進む。しかも柚乃による天馬の秘密を探る話も少しづつ真実に近づいていく。もう次が読みたくなる。