主人公はエリザベス=アンと名付けられたものの、赤ん坊の時に両親を失い、アメリカの中央にある町に住む父のいとこにあたるフランシスおばさんと、その母親ハリエット大おばさんに引き取られ、育てられた。未婚のフランシスおばさんは育児の勉強までして、大切に育ててくれた。しかし過保護にすぎて、不幸ではないが、健康に溢れた子でもなかった。
九歳の時に、ハリエット大おばさんに病が見つかり、治療のためにより環境のいい場所に移ることになる。しかもベッツィーに移ってはいけないので一緒に暮らせなくなった。ベッツィーが赤ん坊の頃から引き取りを申し出ていた北東部バーモントで農場を営むパットニー家で暮らすことになり、一人列車で向かうことになる。

迎えに来たおじさんは無愛想で、馬車の手綱を彼女に委ねて、計算をしている。はじめは驚いたものの、言われた通りにすると、ちゃんと馬が道をただすのを知り、面白く、また達成感を覚える。フランシスおばさんは何から何までやってくれたので、ベッツィーは一人ではなにもできない少女だった。

農場で迎えてくれたのは年寄りで太ったアビゲイル大おばさん、背が高くたくましいアンおばさん。二人は彼女に旅の様子も聞かずに家事を続けている。
着替えもしたことがないベッツィーははじめて服を脱ぎ、指定場所にかけた。
猫の赤ん坊を渡され、好きな名前をつけていいと言われてうれしくなる。

農場では子供でもできることを手伝い、働かなければならない。バターを作ったり、パンを作ったり、驚きの連続。買ったミルクもわけあって飲んでいた町では少食だと思われていたベッツィーだが、自分で作ったものだとどれだけでも食べられる。

転校生で好奇の目にさらされたりするのを恐れていたベッツィーは一部屋で、学年の異なる十数人だけの生徒の学校にびっくり。本を読むのが得意なベッツィーは七年生と一緒に勉強し、苦手な算数では年下のこと勉強するユニークなやり方に驚く。

自然豊かな農場で暮らし、食事をし、外で遊ぶようになったベッツィーは健康的で日に焼けた少女に変貌していく。
そんなある日、フランシスおばさんから迎えにいくと言う手紙が来て、戸惑う。今ではこの農場の方が好きなんだが、大事に育ててくれたおばさんを裏切れないと。しかし、なんとおばさんは結婚し,世界各地を旅することになるという。それなら私は農場に残ると言うベッツィー。