二宮光二郎は七十五歳、もと中学の理科の教師だが、今は趣味の分解に生きる毎日。機械等を見ると分解したくなる癖がある。部品一つ一つを丁寧に磨いて、故障箇所を修理し、もとに戻す。壊れていたものが元に戻ったり、時には再生して前より調子がよくなる。ただし最近は少しボケてきて、分解しただけで元に戻すのを忘れることもある。
銀行員の次男福太郎と暮らしていて、そんな彼に、嫁の雪絵は最近愚痴や文句が多くなる。暑い日買い物から帰ってみたら、楽しみにしていたクーラーは分解されたまま、ネジを踏みつけて青あざができる始末。
そんな嫁から逃げるように、亡き妻の遺影をもって、公園で当たり棒のアイスを食べていた。目の前では同じ年頃でシルバーセンターにいる男、大越信夫が草刈りをしていた。
眠り込んでしまい、気がつくと、アイスの棒の代わりに、血がついた鎌を持っていて、そばにはあの男が倒れている。若い警察官がおとなしく鎌を渡すよう言っている。
警察につれていかれたものの、鎌が凶器でないとわかり釈放されたものの、迎えに来た孫息子かけると真犯人探しを始める。
意識不明の大越が目を覚まし、犯人は光二郎だといって、眠ったため、帰宅もしない光二郎は捜索の的にされる。
二浪の孫息子はへたれ男だが、なぜか滑舌の悪い祖父の言うことはわかる。彼と二卵性の双子で妹のひかりは外大生。留学資金のためにバイトをしている。
被害者が登録していたシルバーセンターは緩い規則で運用されていて、登録者は誰もその正体を見せない。元やくざの山氷のもとに身を寄せた光二郎。仙人といわれる謎の男。元大工で囲碁が得意な銀次は、初めてだった光二郎に負けて、かえって信頼される。
被害者はセンターのものに資産家だと思われていたが、実は過去の話。今はすかんぴん。昔離婚した妻に養われる息子がいて、最近よく訪ねてきていた。
闇雲に捜索していたはずの光二郎だが、被害者の息子に出会い、彼に自首をすすめる結果になり、事件は解決。
具合の悪くなった家族も、機械のように分解し、それぞれを丁寧に磨いて戻せば再生できる。それを身をもって証明した話とでもいえるか。
心がほんわかして暖かくなるミステリー。
銀行員の次男福太郎と暮らしていて、そんな彼に、嫁の雪絵は最近愚痴や文句が多くなる。暑い日買い物から帰ってみたら、楽しみにしていたクーラーは分解されたまま、ネジを踏みつけて青あざができる始末。
そんな嫁から逃げるように、亡き妻の遺影をもって、公園で当たり棒のアイスを食べていた。目の前では同じ年頃でシルバーセンターにいる男、大越信夫が草刈りをしていた。
眠り込んでしまい、気がつくと、アイスの棒の代わりに、血がついた鎌を持っていて、そばにはあの男が倒れている。若い警察官がおとなしく鎌を渡すよう言っている。
警察につれていかれたものの、鎌が凶器でないとわかり釈放されたものの、迎えに来た孫息子かけると真犯人探しを始める。
意識不明の大越が目を覚まし、犯人は光二郎だといって、眠ったため、帰宅もしない光二郎は捜索の的にされる。
二浪の孫息子はへたれ男だが、なぜか滑舌の悪い祖父の言うことはわかる。彼と二卵性の双子で妹のひかりは外大生。留学資金のためにバイトをしている。
被害者が登録していたシルバーセンターは緩い規則で運用されていて、登録者は誰もその正体を見せない。元やくざの山氷のもとに身を寄せた光二郎。仙人といわれる謎の男。元大工で囲碁が得意な銀次は、初めてだった光二郎に負けて、かえって信頼される。
被害者はセンターのものに資産家だと思われていたが、実は過去の話。今はすかんぴん。昔離婚した妻に養われる息子がいて、最近よく訪ねてきていた。
闇雲に捜索していたはずの光二郎だが、被害者の息子に出会い、彼に自首をすすめる結果になり、事件は解決。
具合の悪くなった家族も、機械のように分解し、それぞれを丁寧に磨いて戻せば再生できる。それを身をもって証明した話とでもいえるか。
心がほんわかして暖かくなるミステリー。