ロッキーリッジの物語第六巻。
西暦1900年を迎え、当時の人は新たな世紀二十世紀がこの年に始まったと思ったようで。町をあげて祝ったと言うエピソードから物語は始まる。

ローズは十三歳になり、次第に思春期を迎える。ひそかに好意をいだくポールは卒業し、電信技師としてアイオワに旅立つ。
薬局の資産家の娘で、ローズの親友とも言えるブランチは、マウンテングローブ・アカデミーへ進学し、ローズのもとから旅立つ。一人取り残されたローズは、進学するほど、家が豊かでないことに悩みつつ、思春期らしい困った行動をしてしまう。遊び好きな友達に付き合い、男とのデートに付き合ったり、夜中に帰宅したり。男の手紙を友達に代わって受けとることになり、それが両親の目に触れて心配させたり、行状を告白することになる。今まで大好きだった母に反発する思いも出てきたローズ。
オールドミスと噂される学校の先生と遊び人の男にまつわる出来事。先生がローズの家に下宿することになったため、身近で見聞きするローズ。そして自分もオールドミスとなるかもしれないと悩む。
六年待ってようやくローズ一家はリンゴを初収穫する。時期的には遅いため、売り上げはいまいち少なく、借金を完済することはできなかったが。ようやく先行きが見えてきた。町暮らしから農場に戻る日も近い。
世間では大統領が銃撃され、後に死亡。新しい副大統領が大統領になる。

そしてサウスダコタに住むローラの父が危篤との電報があり、ローラは単身六年ぶりに両親のもとへ。懐かしい両親、姉妹との再会。持ち直した父を見とり、亡くなるまで五十日あまりを過ごしたローラが帰宅。父の形見のバイオリンを抱えていた。大草原シリーズでローラ一家を癒した父のバイオリン。

親友ブランチからアカデミーには奨学金制度があると聞いて、期待していたローズだが、今年はすでに決定済みだし、あまり資金がないと知らされ、がっかりする。そこに訪れたのがルイジアナに住む父の姉イライザ。かつては母の教師や公務員もしていた独立した女性。そんなおばさんがローズの苦境に手をさしのばしてくれる。ルイジアナに新設される高校には縁があり、入学できるし、住まいはおばさんが提供してくれると言う。新たな世界への道が開けたローズ。