児童文学作家が、当時の記録をもとに創作した物語。アメリカ建国時代、独立派と英国派が対立し、インディアンとの抗争も絶えない独立前のアメリカ。
孤児となり、敬虔なモラビア教徒が住む町で育ったケティ十六歳。教育を受け、信仰にも篤い少女の生活が一変する。
十四年前に家出した兄アンソンが突然現れる。今になって家族の消息を訪ね歩いて、ただ一人残る家族を見つけた。
友人の三家族と共に平底船で川を下り、西部の開拓地を目指す兄。仲間の船団はすでに船出していて、兄は後を追おうとしていた。誰も読み書きもできない開拓民たち。
目の前で両親が殺された幼い少年ファラがからかわれ、怯えさせられているのを見過ごすことができないケティは、子供たちに文字を言葉を教えようとする。樹皮の裏に焦がした枝で文字を書き付ける。何もないところから始めたケティの船上学校。有り合わせのもので工夫した遊び。
厳しい冬のあとで、食料調達もままならない。狩りしてもやせた動物ばかり。座礁しかかったり、インディアンに襲われたりと、危険はどこにでもある。食料調達に川岸に降りた仲間が帰らない。何日かは待ったが、先を急ぐと、下流で生還。大事なライフルを川に落とし、泳げないのに何とか奮闘していた。
インディアンに襲われ、これで終わりだと思い、せめて最後は家族と共にと、生まれたばかりの息子を抱いて、夫に近づこうとして、川に落としてしまう。嘆く若い夫婦の気持ちはいかはがりか。
はじめはつっけんどんで嫌っているかと思った兄嫁だが、将来を考えずに突き進む兄を引き留め、いざというときにはこころこまやかな愛情を見せる得難い女性だと気づいたケティ。共にバッファローの狩りに連れ出した息子が両足骨折の重症をしてから見せた兄の普段は見せない愛情。
開拓民の世界は一見野蛮で粗野だが、人の情愛を失っているのではない。普段見せないが、いざというときにかいま見える。孤児だったケティに新たな家族ができたことを実感した川旅。
大草原のローラの時代よりも百年も昔にも同じような開拓民の世界が暮らしがあったんだ。まさにそれが文字通り、建国時代。今のアメリカにそれを忘れていないものはいるのだろうか?
孤児となり、敬虔なモラビア教徒が住む町で育ったケティ十六歳。教育を受け、信仰にも篤い少女の生活が一変する。
十四年前に家出した兄アンソンが突然現れる。今になって家族の消息を訪ね歩いて、ただ一人残る家族を見つけた。
友人の三家族と共に平底船で川を下り、西部の開拓地を目指す兄。仲間の船団はすでに船出していて、兄は後を追おうとしていた。誰も読み書きもできない開拓民たち。
目の前で両親が殺された幼い少年ファラがからかわれ、怯えさせられているのを見過ごすことができないケティは、子供たちに文字を言葉を教えようとする。樹皮の裏に焦がした枝で文字を書き付ける。何もないところから始めたケティの船上学校。有り合わせのもので工夫した遊び。
厳しい冬のあとで、食料調達もままならない。狩りしてもやせた動物ばかり。座礁しかかったり、インディアンに襲われたりと、危険はどこにでもある。食料調達に川岸に降りた仲間が帰らない。何日かは待ったが、先を急ぐと、下流で生還。大事なライフルを川に落とし、泳げないのに何とか奮闘していた。
インディアンに襲われ、これで終わりだと思い、せめて最後は家族と共にと、生まれたばかりの息子を抱いて、夫に近づこうとして、川に落としてしまう。嘆く若い夫婦の気持ちはいかはがりか。
はじめはつっけんどんで嫌っているかと思った兄嫁だが、将来を考えずに突き進む兄を引き留め、いざというときにはこころこまやかな愛情を見せる得難い女性だと気づいたケティ。共にバッファローの狩りに連れ出した息子が両足骨折の重症をしてから見せた兄の普段は見せない愛情。
開拓民の世界は一見野蛮で粗野だが、人の情愛を失っているのではない。普段見せないが、いざというときにかいま見える。孤児だったケティに新たな家族ができたことを実感した川旅。
大草原のローラの時代よりも百年も昔にも同じような開拓民の世界が暮らしがあったんだ。まさにそれが文字通り、建国時代。今のアメリカにそれを忘れていないものはいるのだろうか?