やっと読めた、手間取ったわけではなく、なかなか読む気になれなかった。

小学生向きといったら失礼か、それでも楽しい読み物だった。はじめは、何がなんだかよくわからず、とまどったし、豊富な挿し絵がかえって読みづらい感じもしたが。

舞台はダルクレチア地方と言う沿岸にいくつかの町がある世界。主人公の少女コービィは、沿岸を航行する貨物船ユーフォニア号に家族で乗っている。かつては海の女王と呼ばれる豪華な客船で、女王をのせたこともあるが、いまはただの貨物船。安い運賃でわずかな客も乗せている。
コービィの父は世界的な建築家で橋をいくつも建造していたが、女王臨席の席で建造した橋が壊れ、ショックで放心状態のまま。

コービィの家族の他にも怪しい人々が乗る貨物船。妙なもの音がして、備蓄の機械の調子が悪い。三等航海士でなんでもやのアーサーが頑張っている。コービィが閉じ込められた事故がきっかけで、正気に戻った父が手伝い、音は消え機械も正常に。
貨物室から聞こえる物悲しい声、一人調査をしていたコービィは、途中で下ろされる荷物箱に入っていて、寄港しない町ドララキアに下ろされてしまう。親切な市長などの助けで、悪物から荷箱に閉じ込められていた謎の生物を助けだし、長年の町の憂いを吹き飛ばす。文章では結末が示されず、絵で表現されているのが、なじめないが。子供にはかえって楽しいのかもしれない。
悪くない読み物だな。