著者服部奈美さんは、日本のテレビで「大草原の小さな家」がテレビドラマとして放映された頃、夜間の大学生だった。バイトに明け暮れて、名前だけの英文科学生。なにげなく立ち寄った書店で、オレンジ色のペーパーバックに目が止まった。タイトルの英語を見ると、見たことはないが、当時評判のテレビドラマのようだ。へえ~原作があるんだ。興味を覚えて読みはじめて、夢中になる。シリーズものと知り、手に入るだけの原書を手に入れ、読みふける。ついには卒論の課題にして、それまで行ったこともない図書館、出版社、NHKなどにも足を運んだものの、当時は原作者ローラについてはあまり知られていなかった。指導教授アメリカ人で、個人の能力に応じて評価してくれる方で幸運だった。
何が著者を魅了したのか?一番の魅力は、暖かい家族だと思った。貧しくてもお互いを思いやる。さらに日本では父親はあまり家庭にはいないのに、ローラをいつも力付け、見守っているのは父親。そんな父娘関係への憧れ。卒業し就職してからもアメリカへ行き、もっと近づきたいという夢を捨てられず、ローラの住んだことがあるカンザスに行くことになった友達に同行して、渡米。
以来、ローラの家族の足跡の残る地を旅した記録が本書。
自伝的要素が強い物語の舞台となった各地を訪ね、当時の面影をおい、今でも小さな町や村を訪ねては、ローラの家族を知る人の話を聞いたり、各地の記念館を訪ね、ボランティアで記念館を設立し、守っている人々と出会う。そんな旅をすることで、著者はアメリカ人にとっての物語の意味や今も息づく魅力を発見したりする。
アメリカ人にとっては、物語は歴史書。過去の記録ではなく、現在にも息づいているアメリカの開拓精神の源泉を表現したもの。
さらに物語は事実をもとにして書かれてはいるが、すべてを書いたものではなく、真実を表現するためにフィクションも混ざっていること。さらにインディアンに対する差別観など現代から見て、問題があるところもあることに気づく。
さらに物語が生まれた時代、はじめて邦訳が出た時代と現在では物語のどこに注目するのかも違うことが指摘されている。そんなネガティブな面を含めても偉大な物語だと。
著者は帰国せず、今はカナダに在住して、相変わらずローラの物語への旅を続けている。
何が著者を魅了したのか?一番の魅力は、暖かい家族だと思った。貧しくてもお互いを思いやる。さらに日本では父親はあまり家庭にはいないのに、ローラをいつも力付け、見守っているのは父親。そんな父娘関係への憧れ。卒業し就職してからもアメリカへ行き、もっと近づきたいという夢を捨てられず、ローラの住んだことがあるカンザスに行くことになった友達に同行して、渡米。
以来、ローラの家族の足跡の残る地を旅した記録が本書。
自伝的要素が強い物語の舞台となった各地を訪ね、当時の面影をおい、今でも小さな町や村を訪ねては、ローラの家族を知る人の話を聞いたり、各地の記念館を訪ね、ボランティアで記念館を設立し、守っている人々と出会う。そんな旅をすることで、著者はアメリカ人にとっての物語の意味や今も息づく魅力を発見したりする。
アメリカ人にとっては、物語は歴史書。過去の記録ではなく、現在にも息づいているアメリカの開拓精神の源泉を表現したもの。
さらに物語は事実をもとにして書かれてはいるが、すべてを書いたものではなく、真実を表現するためにフィクションも混ざっていること。さらにインディアンに対する差別観など現代から見て、問題があるところもあることに気づく。
さらに物語が生まれた時代、はじめて邦訳が出た時代と現在では物語のどこに注目するのかも違うことが指摘されている。そんなネガティブな面を含めても偉大な物語だと。
著者は帰国せず、今はカナダに在住して、相変わらずローラの物語への旅を続けている。