タイトルは、連句の上の句。この作品のラスト近く、短歌甲子園の予選で、主人公が書いた句。なんか心に響くものを感じて借りたのだが。自分にはできないと敬遠していたが、興味深い。以前、俳句に打ち込む高校生を描いた作品を読んだことがあるが、それに劣らずよかった。俳句とか短歌とか、形は違っても、表現する心は一緒なんだ。
主人公は高校に入ったばかりの桃子。小学生の時から仲良しだった綾美が中学時代にいじめにあったのに守ってやれなくて、かえって裏切り行為をしたことを悔やんでいる。三日登校したきりで引きこもった綾美が心配で、時々彼女の部屋を訪問はしているが、何も言えない。綾美が登校できるまで、誰とも友人関係を結ばないと決めていた桃子は、挨拶も交わさず、一人黙々と学校に通っていた。
電車通学の桃子は定期券をなくして困っているときに、定期券を拾ってくれた上級生清らと知り合う。そしてお礼がわりにと引き込まれたのは、図書室の隣のうた部の部室。三年生の部長大野が始めた短歌同好会。顧問は現代国語の先生で髪は薄いが三十前の難波江。二年生のイケメン業平は水泳部員、交通事故のため怪我をして水泳部員としての選手にはなれないが止めずに続けていて、週に三日は短歌部に来る。駅で桃子を捕まえたのが、二年の清ら。関西出身で、関西弁でバカな発言をするものの、密かに恋する業平に対しては純情。
半ば強引に部員にされたようなものだが、最初は先輩ができても友達ができたわけではないと、綾美に対する言い訳を考えていた桃子。やがて部の気楽で解放された雰囲気に心がなごみ、楽しむようになる。
もとは国語が得意だった綾美も部に入れようと、先輩たちに相談する桃子。
先生から短歌甲子園予選の話を聞くが、部員四人では参加できない。規定では三種類の歌を重複しない五人がしなければならない。それで綾美を参加させることになる。三年で部の創立者の部長を大会に出場させてやりたい、そんな思いもあり、清らの兄と母が営むお好み焼き屋で、綾美の心をほぐし、部員の一人として迎えることになる。
大会予選では一回戦を勝ち抜け、二回戦で対峙したのは、大会会場の私立の名門学園の部員。何十人もいる部員から選ばれた選手はさすがにうまい。それでも善戦したが、連句を組んだ桃子の上の句に、綾美が下の句を詠めなくて敗退。
大会終了後も下の句を産み出そうと、桃子との思いでの星空が見える公園で、見事にうたう。
主人公は高校に入ったばかりの桃子。小学生の時から仲良しだった綾美が中学時代にいじめにあったのに守ってやれなくて、かえって裏切り行為をしたことを悔やんでいる。三日登校したきりで引きこもった綾美が心配で、時々彼女の部屋を訪問はしているが、何も言えない。綾美が登校できるまで、誰とも友人関係を結ばないと決めていた桃子は、挨拶も交わさず、一人黙々と学校に通っていた。
電車通学の桃子は定期券をなくして困っているときに、定期券を拾ってくれた上級生清らと知り合う。そしてお礼がわりにと引き込まれたのは、図書室の隣のうた部の部室。三年生の部長大野が始めた短歌同好会。顧問は現代国語の先生で髪は薄いが三十前の難波江。二年生のイケメン業平は水泳部員、交通事故のため怪我をして水泳部員としての選手にはなれないが止めずに続けていて、週に三日は短歌部に来る。駅で桃子を捕まえたのが、二年の清ら。関西出身で、関西弁でバカな発言をするものの、密かに恋する業平に対しては純情。
半ば強引に部員にされたようなものだが、最初は先輩ができても友達ができたわけではないと、綾美に対する言い訳を考えていた桃子。やがて部の気楽で解放された雰囲気に心がなごみ、楽しむようになる。
もとは国語が得意だった綾美も部に入れようと、先輩たちに相談する桃子。
先生から短歌甲子園予選の話を聞くが、部員四人では参加できない。規定では三種類の歌を重複しない五人がしなければならない。それで綾美を参加させることになる。三年で部の創立者の部長を大会に出場させてやりたい、そんな思いもあり、清らの兄と母が営むお好み焼き屋で、綾美の心をほぐし、部員の一人として迎えることになる。
大会予選では一回戦を勝ち抜け、二回戦で対峙したのは、大会会場の私立の名門学園の部員。何十人もいる部員から選ばれた選手はさすがにうまい。それでも善戦したが、連句を組んだ桃子の上の句に、綾美が下の句を詠めなくて敗退。
大会終了後も下の句を産み出そうと、桃子との思いでの星空が見える公園で、見事にうたう。