これで、雲のオオカミの青春時代を描く三つの巻が終わる。第一から第三まではトゥイッグの物語、第五から第七がトゥイッグの孫になるルークの物語、そして第四と第八から第九までがトゥイッグの父親である雲のオオカミのクウィントの物語。そしてすでに読み終えた第十の最終巻では、ルークよりさらな三世紀後の未来の崖の国が描かれる。そして主人公はクウィントが飛行騎士団になったときに書かせた肖像画を先祖の遺産として持っていた。つまりはクウィント、トゥイッグ、ルークにつながる子孫である。この一族のことはともかく、崖の国という不思議な世界の秘密はいまだにその全貌が明らかにされていない。いつかそれが描かれることはもうないのかな。あるいは原著者とは別の誰かが書き継ぐことはないかな。

このシリーズを書いたポール・スチュワートと、挿し絵のクリス・リデルのコンビには、もう少し子供向けの冒険ファンタジーが三冊出ている。今度借りて読んでみようか。

さて、今日の残りで、明日返す予定の市立の本を読もうかと思うが、読めるかな。まずははじめての作家さん、村上しいこ。童話で受賞したことがあり、児童文学も書いている作家さん。本作は高校の短歌部に半ば強引に入部した女子高生が主人公。入学しても友達ができないようにしていた彼女はどんな気持ちなんだろう。