タイトルを見て引かれ、中を覗いて面白そうだなと思ったが、予想外によかった。心暖まる家族と周囲の人々を描いていてよかった。難を言えば、登場人物が理想的すぎるかなと。でも著者が漫画家だと知ったら、それでかと短絡的に思ってしまった。
主人公は三十代独身で美人の看板娘の美衣。山間部にあるカツ丼の名店情熱とん。祖父が始めた小さな食堂はとんかつが評判だった。跡を継いだ父親が、さくさくかつ丼を考案して、とんかつ専門店を開いた。今は元祖として、地元の三十店舗にさくさくかつ丼を教示した。父の職人魂がこめられたとんかつ。丼からはみだしそうな大きな黄金色の衣、その下からあふれでる豚肉の旨味。口にした誰もが心を踊らせる。地元客ばかりでなく、評判を聞いて、他県の客や近くのスキー場に来た外人にも評判となり、マスコミの取材も。テレビ局がドキュメンタリーを全国放送で流したこともある。
ひたすらカツをあげる父、横でそれを切り分け、丼を仕上げる兄勝美。美容師としてのキャリアのために離婚した妻。父と暮らしたいと残った幼い娘、麗南。四人の家族で営む店には、美衣より年上の独身女性みちるがマネージャー格でいる。もとはテレビ局で各地の食べ物屋の取材をしていたが、番組がなくなり、意気消沈して、かつての取材先を回っていて、この店に落ち着いた。
最初の章では、美衣の婚活が描かれる。地元の山でトレッキングしながら、いろんな異性と話をする。何人かと話しはしたものの美衣はこれはという相手を見つけられない。
人の思いを感じとるのが得意の美衣は、客の飲みたい味噌汁を作るのが得意。美人で気配りのできる美衣は人気があるが、なぜか三十路の独身。まったく男に縁がなかったわけではないが。彼女が生まれた時から世話をして来た兄勝美は異常なほど妹を気にかけている。
第二章では厨房のリフォームのために一週間休業。兄勝美は娘と父親をつれて骨休めの旅行へ。留守番の美衣は工事関係者の世話。昔自分が書き付けた相合い傘を見つけた美衣。
第三章では冬の店が。雪道をたどる客のために周辺事情を伝えるブログの主タカに心を引かれた美衣。しばらく休んでいたブログにハネムーンに出ていたと書かれていて失恋。
最後の四章で美衣が出会うのは、デパートの催事担当の社員。誰にも好感をもたれるできすぎた男日向。結婚はともかく美衣の新たな旅立ちのきっかけになる雰囲気。
主人公は三十代独身で美人の看板娘の美衣。山間部にあるカツ丼の名店情熱とん。祖父が始めた小さな食堂はとんかつが評判だった。跡を継いだ父親が、さくさくかつ丼を考案して、とんかつ専門店を開いた。今は元祖として、地元の三十店舗にさくさくかつ丼を教示した。父の職人魂がこめられたとんかつ。丼からはみだしそうな大きな黄金色の衣、その下からあふれでる豚肉の旨味。口にした誰もが心を踊らせる。地元客ばかりでなく、評判を聞いて、他県の客や近くのスキー場に来た外人にも評判となり、マスコミの取材も。テレビ局がドキュメンタリーを全国放送で流したこともある。
ひたすらカツをあげる父、横でそれを切り分け、丼を仕上げる兄勝美。美容師としてのキャリアのために離婚した妻。父と暮らしたいと残った幼い娘、麗南。四人の家族で営む店には、美衣より年上の独身女性みちるがマネージャー格でいる。もとはテレビ局で各地の食べ物屋の取材をしていたが、番組がなくなり、意気消沈して、かつての取材先を回っていて、この店に落ち着いた。
最初の章では、美衣の婚活が描かれる。地元の山でトレッキングしながら、いろんな異性と話をする。何人かと話しはしたものの美衣はこれはという相手を見つけられない。
人の思いを感じとるのが得意の美衣は、客の飲みたい味噌汁を作るのが得意。美人で気配りのできる美衣は人気があるが、なぜか三十路の独身。まったく男に縁がなかったわけではないが。彼女が生まれた時から世話をして来た兄勝美は異常なほど妹を気にかけている。
第二章では厨房のリフォームのために一週間休業。兄勝美は娘と父親をつれて骨休めの旅行へ。留守番の美衣は工事関係者の世話。昔自分が書き付けた相合い傘を見つけた美衣。
第三章では冬の店が。雪道をたどる客のために周辺事情を伝えるブログの主タカに心を引かれた美衣。しばらく休んでいたブログにハネムーンに出ていたと書かれていて失恋。
最後の四章で美衣が出会うのは、デパートの催事担当の社員。誰にも好感をもたれるできすぎた男日向。結婚はともかく美衣の新たな旅立ちのきっかけになる雰囲気。