全五編の短編集。タイ トル作が日本推理作家協会賞の短編部門で受賞。それを中心にして編まれた。
車を暴走させて五人の人の命を奪い、死刑が確定した男に、ファンレター擬きの手紙が弁護士のもとへ。差出人の女性のことを調べてほしいと頼まれた出版社の調査人。その顛末を描いたタイトル作は、ミステリーとしてはいいのかもしれないが、なんか暗い印象で私の好みではない。
最初と最後の短編で活躍するのは、シリーズ化してる女探偵葉村晶の作品。昔読んだときはもっと若かった印象だが、著者と共に年を取ったのか。最初の「蝿男」では三十七歳、最後の「道楽者の金庫」では四十過ぎになっている。フリーの探偵として契約していた長谷川探偵調査所、その所長が年老いて引退し、仕事にあぶれた葉村は、本屋でバイトしている。それもミステリー専門書店。実際にあったそんな書店で、若竹は私家版の短編作品を少部数売ったことがあると言う。それの続編として書き下ろされた作品。最初のでは頼まれて、母親の遺骨を取りに山奥の心霊スポットの洋館へ葉村は出かけ、最後のでは道楽者が残した金庫の鍵となるこけしを求めて葉村は、東北の別荘に向かう。どちらも似たような展開で、予想外の結末を迎える。ミステリーぽい作品だが、やはり読後感は暗い印象だな。苦味のある結末と帯にあったそうだが。
一編だけはほとんど読んでないが、もういいかと思う。明日にでも返すつもり。
車を暴走させて五人の人の命を奪い、死刑が確定した男に、ファンレター擬きの手紙が弁護士のもとへ。差出人の女性のことを調べてほしいと頼まれた出版社の調査人。その顛末を描いたタイトル作は、ミステリーとしてはいいのかもしれないが、なんか暗い印象で私の好みではない。
最初と最後の短編で活躍するのは、シリーズ化してる女探偵葉村晶の作品。昔読んだときはもっと若かった印象だが、著者と共に年を取ったのか。最初の「蝿男」では三十七歳、最後の「道楽者の金庫」では四十過ぎになっている。フリーの探偵として契約していた長谷川探偵調査所、その所長が年老いて引退し、仕事にあぶれた葉村は、本屋でバイトしている。それもミステリー専門書店。実際にあったそんな書店で、若竹は私家版の短編作品を少部数売ったことがあると言う。それの続編として書き下ろされた作品。最初のでは頼まれて、母親の遺骨を取りに山奥の心霊スポットの洋館へ葉村は出かけ、最後のでは道楽者が残した金庫の鍵となるこけしを求めて葉村は、東北の別荘に向かう。どちらも似たような展開で、予想外の結末を迎える。ミステリーぽい作品だが、やはり読後感は暗い印象だな。苦味のある結末と帯にあったそうだが。
一編だけはほとんど読んでないが、もういいかと思う。明日にでも返すつもり。