ファンの要望により、完結したシリーズに書き加えられた新作。

ドーン城で魔界を巻き込んで行われた激しい戦争に勝利し、新たな女王ディアマンテのもと、平和な国となったブレスランド。宮廷付きの魔法使いランドル、歌手リース、元帥ウォルターは、一年後再建なった首都の城で退屈を覚えていた。

東の広大な土地を納める男爵の使者が訪れ、魔法学校から落第寸前の息子の手助けを、かつて同じような生徒だったランドルに頼みたいと。かわいくはにかみ屋の少年ウィルフリードは女王も気に入ってるが、なぜか回りに不可解な出来事が起こり、女王も不吉な夢を見る。少年には悪魔がとりついていると感じたランドルは、それは学校で起こったと思い、少年を教えた教師を疑い、調べ始めるが。反対に教師の反感を受け、ランドル自身にまだマスターの称号は早すぎると思われてしまう。窮地に陥るランドルは、少年の兄が鐘楼城の魔法使いゲイマーだと気づき、解決の糸口を見つける。

はるか北の国で十年に一度行われるコンテスト。歌手リースが招待され、不安を覚えたランドルも同行する。親善にやって来たバスキナ王は実はいまだ皇太子だった。魔法使いでもある女王レイカが支配する国は氷に閉ざされていた。あらゆるものから声を奪い、図書館に保存して、楽しみに聞いている女王。声を奪われたものは氷の像として王宮内に並ぶ。強力な魔力になすすべもないランドルだたが、偶然手に入れた女王の指輪により、優位を取り戻し、女王を消滅させ、無事帰国を果たす。

今回は魔法が主で、騎士ウォルターの出番はなかったが。三人のその後の活躍は、まだまだ読んでみたい。さらなる新作は出ないかな