昨夜読みはじめて、はじめは読めるかなと心配したが、主人公がはっきりしてきたら、興味がわき、一気に最後まで。気がついたら深夜の2時。

イギリス南部の丘陵地帯、そのダンクトンの森に生息するモグラたち。古くからケルト人のように、丘の山頂の古代遺跡の巨岩に向かい、祭司を行っていたモグラ一族。当時は中央から来る学者モグラがたまに来ては指導していた。

時代が代わり、今では祭祀について知っていて、それを行っているのは最年長の長老ハルヴァーのみ。人間が作った道路により、他の地方と分断されてからは、学者モグラも来なくなり、みな目先の利益を追うばかり。
かつては丘の上の方にあったテリトリーも、ミミズが豊富な丘のふもとに新たなテリトリーができている。
ある日この地にやって来た大柄で残虐なマンドレーク。逆らうモグラを殺し、好みのメスを横取りしてハーレムを作り、この地を支配するようになる。彼の強さに、長老たちまでが膝を屈する。

それ以前は西の草原モグラとの戦いになれて、強かったバーヘッドも、マンドレークのいいなり。そのバーヘッドの末っ子で、体も小さく、いじめられっ子のブラッケンが、本作の主人公。そして、ヒロインとなるのが、マンドレークの娘レベッカ。乱暴な父を恐れながらも、自分に対する愛情を感じて、憎めないレベッカ。
二人が運命的な出会いをするのは、丘の上の大石の前。道に迷ったレベッカをテリトリーの入り口まで案内したブラッケン。別れ際に名を聞かれて、名乗った。

いじめられっ子のブラッケンは仲間がいない地域をぶらつくのが好きだった。そんな時に出会ったのが、一族からつまはじきされていた老いた長老ハルヴァー。若いブラッケンが気に入り、求められるままに、過去のテリトリーの様子や祭祀のことを話してくれる。

マンドレークにより丘の上に上がることも、祭祀を行うことも禁じられていたが、一年に一度の大祭だけはしないわけにはいかないと、ハルヴァーはブラッケンの協力で、無事祭祀を執り行ったものの、監視していたマンドレークらに殺されてしまう。ブラッケンも見つかり、逃げ出して、崖から転落。その折に見つけた昔のテリトリーの入り口に入ったブラッケン。マンドレークの爪痕で瀕死の重症を負うが、薬師モグラのローズにより元気になる。やがて昔のテリトリ内を探検するブラッケン。

そして、レベッカとの出会い。