昨夜から読みはじめて、今ようやく三部作を読了。

高い壁に囲まれた街ウェルドは人や動物を食う怪鳥スキマーによって滅亡の危機にさらされていた。無能な総督は住民の反乱から我が身を守るために、勇者を募集する。出入り口のない壁には秘密の通路があり、そこから外へ出て、スキマー退治の情報を手に入れようとする勇者を募る。

ライの長兄ダークがまず志願。地下室にある3つの扉のひとつ金の扉を潜り抜けたが、一年たっても音沙汰がない。ついで次兄が志願して、銀の扉をくぐる。やはり戻らない。父をスキマーに殺されているため、母を一人残すことに不安な末っ子ライ。スキマーにより家を破壊され、母が総督の料理係に採用されたのを機に、勇者に志願。ソニアと名乗る少女が強引に同行する。
木の扉に引かれながらもダークを探すために金の扉を潜ったライたち。禁断の森に出て、そこに住む一族から選ばれた者として、九つの魔法の道具を与えられる。

魔法の道具により、西の海岸地方のオルタン国で、残虐な魔術師の王オルトから兄ダークを救い、王を破滅させる。

ついで兄とソニアを引き連れ、銀の扉をくぐったライが見た世界は荒涼とした風景だった。そして夜にしか動けないスキマーを終日動けるように品種改良を進める実験場にて、次兄に出会い助けるとともに、怪鳥を死滅させる。そして背後で画策している影の帝王と呼ばれる魔術師の存在を知る。

二人の兄をともない帰ってきたライが見た街は荒れ果てていた。

二人の兄、ソニアとともに木の扉を抜けたライが見たものは、森の果てという街と、指導者ファール。禁断の森に住む魔法のできる一族を敵と見なし、彼らを攻撃する準備をしていたファール。
影の帝王が背後にいることを知らせようとするが、なかなかできないし、信じさせることもできず、かえって追われる身になる。
偶然見つけた金の円盤の護符。かつて島の先住民である森の民と、移住してきた人間との間に結ばれた契約。内陸部に住む森の民は、海岸部に住む人間には干渉しない。しかし、森の民とのハーフであった指導者の三人兄弟の魔術師。

真相がつかめず、誰が真の敵かわからず困惑するライ。島の歴史の真実が明かされ、3つの扉の秘密の真相に気づいたとき、勇者ライは決断する。街を覆う高い壁、それこそがスキマーのねぐらだとは驚嘆すべき真相。二つの街の民が協力して、事に当たり、ついに脅威から解放される。

なかなか読みごたえのある三部作だ