チャーリー・ボーンの冒険第二巻。

今回のチャーリーの冒険は、学園にいきなり現れたチャーリーにどことなく似た少年ヘンリーから始まる。彼に会う前に写真で見ていて、大おじペイトンから素性を聞いていたチャーリーにはすぐにわかった。ペイトンの父親の弟だった。九十年前に十歳で行方不明になっていた。

今は百歳近いブルーア校長の祖父イジキエルが幼い頃に、彼の家に親戚のヘンリーが一時的に預けられた。好奇心旺盛な彼はイジキエルに嫌われ、赤の王の持ち物であった七色に光る玉を見つめたために、時を越えて未来に現れた。

年老いたいまでも憎しみを隠さないイジキエルの魔手からヘンリーを守り、安住の地を見つけるために奔走するチャーリーと友人たち。

前回、チャーリーを廃墟から救い出す手助けをしてくれた親友だったタンクレッドとライサンダーはなぜか喧嘩し仲たがい。校長の長男マンフレッドが催眠術で細工をしたらしい。さらに他人の衣服を身に付けることで、持ち主の感情が読み取れるゲイブリエルは落ちていた手袋をはめて抜けなくなり気絶してしまう。チャーリーの仲間たちが次々と異変にあい、戦力低下。

しかし、意外な助っ人も現れる。学園の女コックさんはいつもチャーリーたちに優しいが、実はめぐまれしものであった。周囲に恵みを与える力で、学園にいるめぐまれし子供たちを助けるために素性を隠して学園にいた。学園のある赤の王の居城跡にも詳しく、地下の秘密部屋で暮らしていて、ヘンリーをかくまってくれた。

校舎内をうろつく亡霊のような黒い女。それかなんと校長に夢を絶たれた夫人だった。

絵画に描かれた中世の魔術師。チャーリーは絵のなかに入ることができることを知り、その魔術師からウェールズの魔術師から盗んだという魔法の杖を手に入れる。ペイトンおじさんに教えられたウェールズ語の呪文に魔法が使えた。

さらにその杖の本来の持ち主が、チャーリーの母方の祖先であることも判明。チャーリーだけが使える杖。様々に形を変える杖。

オニマスと現れる三びきのねこはどうやら赤の王が引き連れていたヒョウの生まれ代わりのようで、彼ら独自に動き、チャーリーと仲間たちの危難を助けてくれる。

校長夫人は手に入れた玉により夢を叶えるべく時の彼方に去り、ヘンリーもつれていかれたように見えたため、イジキエルの魔手からも救われた。

生き別れの弟に再会したヘンリーは、この地で生き直すことになる。