昨夜読み始めて、その面白さにつれこまれて、一気に読んでしまうつもりだったが、五百頁あまりはやはり長い。最後の五十頁を今読み終えた。
現実のイギリスとは少し違う、パラレルワールドの1985年のイギリスが舞台。十九世紀半ばにロシアとイギリスが行ったクリミア戦争がいまだに停戦していない。ロシアは帝政のまま、イギリスは第二次大戦でドイツに占領されたために、ウェールズは共産国として独立。戦後の復興を援助したゴアライス社なる巨大企業に実質的に牛耳られている。
タイム旅行をするものもいるのに、コンピューターはなく、飛行機ではなく飛行船が主。クローン技術で絶滅種がペットになっている。なんとも不思議な世界。
また文化も文学が異常に力があり、それが主人公の活躍を支えている。
主人公は大半の兵士を失ったクリミア従軍で無事に帰国した帰還兵である、三十六歳の女性の文学刑事サーズデイ。警察では扱わない特別捜査機関スペックオプスの27部局である文学刑事局所属の捜査官。文学に関わる盗難、偽造などを扱う部署。
貴重な文学作品の肉筆原稿を厳重な警備を掻い潜り盗みとり、捜査官を含めて多数の人を殺した悪党アシュロン。サーズデイの伯父で、天才発明家のつくった文の門なる装置を奪い、それにより文学作品の中に入り込んで、犯罪を犯す。最初はディケンズ作品の登場人物を連れ出して殺す。次は主人公を殺すと脅してイギリス政府から大金をせしめようとする。金の受け取りに失敗し、あわやというときに、伯父は肉筆原稿を始末して、作品自体を消してしまう。
アシュロンが次に目をつけたのは、ブロンテのジェーン・エア。部下を作品の中に入り込ませ、ジェーンを誘拐する。主人公ジェーンの独白でなる作品は、主人公なしでは話が進まない。
サーズデイは自身で作品の中に入り込み、アシュロンを追跡。バンパイアなのか、悪党アシュロンを銀の弾薬で倒し、ジェーンを救い出すものの、原作にはない屋敷の火事とか、結末を変えてしまう。以前から作品の結末に不満だったファンはかえって喜んだが。
もと時間警備隊に所属していたサーズデイの父親は、名前を抹消され、一匹狼の時間旅行者となり、思いもかけぬ時に数分間だけサーズデイの前に現れる。クリミア従軍で溝ができた恋人ランデンとサーズデイは婚約して終わる。
とある本の中に閉じ込めたゴアライス社役員シットが次には何かをたくらむ様子。続きが楽しみだ。
現実のイギリスとは少し違う、パラレルワールドの1985年のイギリスが舞台。十九世紀半ばにロシアとイギリスが行ったクリミア戦争がいまだに停戦していない。ロシアは帝政のまま、イギリスは第二次大戦でドイツに占領されたために、ウェールズは共産国として独立。戦後の復興を援助したゴアライス社なる巨大企業に実質的に牛耳られている。
タイム旅行をするものもいるのに、コンピューターはなく、飛行機ではなく飛行船が主。クローン技術で絶滅種がペットになっている。なんとも不思議な世界。
また文化も文学が異常に力があり、それが主人公の活躍を支えている。
主人公は大半の兵士を失ったクリミア従軍で無事に帰国した帰還兵である、三十六歳の女性の文学刑事サーズデイ。警察では扱わない特別捜査機関スペックオプスの27部局である文学刑事局所属の捜査官。文学に関わる盗難、偽造などを扱う部署。
貴重な文学作品の肉筆原稿を厳重な警備を掻い潜り盗みとり、捜査官を含めて多数の人を殺した悪党アシュロン。サーズデイの伯父で、天才発明家のつくった文の門なる装置を奪い、それにより文学作品の中に入り込んで、犯罪を犯す。最初はディケンズ作品の登場人物を連れ出して殺す。次は主人公を殺すと脅してイギリス政府から大金をせしめようとする。金の受け取りに失敗し、あわやというときに、伯父は肉筆原稿を始末して、作品自体を消してしまう。
アシュロンが次に目をつけたのは、ブロンテのジェーン・エア。部下を作品の中に入り込ませ、ジェーンを誘拐する。主人公ジェーンの独白でなる作品は、主人公なしでは話が進まない。
サーズデイは自身で作品の中に入り込み、アシュロンを追跡。バンパイアなのか、悪党アシュロンを銀の弾薬で倒し、ジェーンを救い出すものの、原作にはない屋敷の火事とか、結末を変えてしまう。以前から作品の結末に不満だったファンはかえって喜んだが。
もと時間警備隊に所属していたサーズデイの父親は、名前を抹消され、一匹狼の時間旅行者となり、思いもかけぬ時に数分間だけサーズデイの前に現れる。クリミア従軍で溝ができた恋人ランデンとサーズデイは婚約して終わる。
とある本の中に閉じ込めたゴアライス社役員シットが次には何かをたくらむ様子。続きが楽しみだ。