昨夜ようやく読んだ。最後の方は拾い読み程度になってしまったが。田舎の刑事シリーズを三冊ほど読んだことがあるが、設定や展開に馬鹿馬鹿しい面もあり、脱力ミステリーと言われたら、そうかな。

今作は人名がふざけてるが、謎解きはまずまずかな。

警視庁捜査一課の刑事だったハマヤラワは特殊な能力を持っていた。ものなどの三次元の座標を一度見たら記憶し、任意の空間に投影して視覚することができる。それにおごって、立てこもり事件で、人質に怪我をおわせたことが原因で辞職。上司の紹介で、オカルト記事がメインの雑誌編集長ウントに記事を書くライターをしている。新たな依頼は、資産家の妻を描いた絵の写真をとること。画家が自殺後、夢見が悪く呪われた絵だと、主人が見せてくれないのだと。見せられたものはいるが写真がとられないように、入り口に金属探知機を設置するほど。ハマヤ一人では大変だと、ウントが読んだのが、捕獲屋カメレオン。実態は小柄な若い女で、社会生活になれてない様子。父の跡を継いだばかりだと言う。取り柄は機械オタクで、メカに強いこと。
金属探知機に引っ掛からないピンポイントカメラをつくり、撮影に成功するが、本件には隠された犯罪があり、ハマヤが謎解きをする。最後に明らかになったのは、捕獲屋は実は編集長ウント自身で、あとを娘に引き継ぎ、ハマヤに捕獲屋をやらせるつもりだった。

もと刑事らしい勘と、思考により捕獲屋カメレオンとして、事件に関わるハマヤ。

二話では美食家が手放さない高級ワインを、ハマヤの特殊能力で捕獲する。

三話ではソラマメ銀座の幽霊には隠れた動きがあった。刑事時代の同僚でライバルの女刑事オコソトノホが登場しからんでくる。

四話では新型車試作車の謎に挑む。

五話では白い首輪の黒い猫では、今は三課窃盗に移動したオコソ刑事が追う、もとエンジニアで鍵の偽造や警報装置を解除する男をめぐって、ハマヤとからむ。

最後の六話では、ハマヤがカメレオンになる一年前、現役の一課刑事だったハマヤが辞表を出した頃の事件が扱われる。しかも刑事でなくなったハマヤに、上司の警部は得体の知れない老人ウントを紹介し、相棒にする。ハマヤの特殊能力と同じ能力をもつ怪人の犯罪に関わる。自分の代わりに恋人をなくしたハマヤの秘密が明らかになる。だからこそ、謹慎処分だったのに辞職した。ハマヤがカメレオンに見込まれた裏事情を明かす話なんだ。