昨日に劣らない暑さだが、仕事終わって疲れきってからとは違い、朝から昼過ぎまでかかり、二冊読めた。
前に読んだ『秘密の花園』に劣らない秀作。今回も異なる時代の登場人物たちの過去と現在が交互に描かれて、前と同じ雰囲気。主人公がオーストラリアからイギリスへとか、女優だとか、著者の経歴が反映されている。
性格俳優として国民的女優となったローレル。二十一世紀を迎えた彼女は母親の死期を迎えていた。四人姉妹と末っ子の長男たちの長女であり、高校を出るかどうかで家を出て、俳優を目指したローレル。半ば意識をなくした母に聞きたいことがあった。
それは彼女が家を出る前、十六歳の時に目撃した母の殺人。姉妹に隠れて樹上のハウスに隠れていた時、忘れ物の記念日用のナイフを取りに来た母を見た。二歳の末っ子を抱いた母の前に現れた見知らぬ男が、二言三言したあとに、母にナイフを刺されて死んだ。当時ニュースになっていたキャンプ荒らしに対する正当防衛として処理され、一部のものの秘密扱いにされた。
しかし、ローレルはその男が母の名を呼んだのを聞いていた。顔見知りのように思えた。警察には嘘をいい、当時は封印した。
死期を迎えた母に対すると、その事件を思い出す。結婚前の母のことは何も聞いていない。家族を戦争でなくしたと聞いただけ。
妹が母の本に挟まれた写真を見つけた。若かりしころの母と女友達。時々うわ言のように漏らす母の言葉、昔母から聞いた言葉がよみがえったりして、ますます母の過去が気になる。ローレルは一人探索を始める。
幼い頃の体験がトラウマになっていた弟、今は天文学者のジェリーにだけは母の事件を打ち明け、過去の母親探索の協力を頼む。
戦時中の若い女性ドリーとヴィヴィアン。ドリーの恋人ジミー。ヴィヴィアンの夫で作家のヘンリー。二組のカップルが戦時中に出会い、恋を育み、隠されていたことにより、不幸を招く。すべてを失ったと思われる一人の女性はロンドンを去り、田舎の海辺の街に隠れ住む。そして新たな出会いがあり、幸せな夢見た家庭を気づいた。そこに現れた亡霊のような男、現在を守るために殺害してしまう。法的には間違いだが、道義的人間的には許せる。母を許せると思うローレル。母だと思っていたドリーは実は、と最後のどんでん返し、死んだはずのジミーが家族を残していた。ラストがいい雰囲気だな。人生捨てたものじゃない。私も快く騙された。
前に読んだ『秘密の花園』に劣らない秀作。今回も異なる時代の登場人物たちの過去と現在が交互に描かれて、前と同じ雰囲気。主人公がオーストラリアからイギリスへとか、女優だとか、著者の経歴が反映されている。
性格俳優として国民的女優となったローレル。二十一世紀を迎えた彼女は母親の死期を迎えていた。四人姉妹と末っ子の長男たちの長女であり、高校を出るかどうかで家を出て、俳優を目指したローレル。半ば意識をなくした母に聞きたいことがあった。
それは彼女が家を出る前、十六歳の時に目撃した母の殺人。姉妹に隠れて樹上のハウスに隠れていた時、忘れ物の記念日用のナイフを取りに来た母を見た。二歳の末っ子を抱いた母の前に現れた見知らぬ男が、二言三言したあとに、母にナイフを刺されて死んだ。当時ニュースになっていたキャンプ荒らしに対する正当防衛として処理され、一部のものの秘密扱いにされた。
しかし、ローレルはその男が母の名を呼んだのを聞いていた。顔見知りのように思えた。警察には嘘をいい、当時は封印した。
死期を迎えた母に対すると、その事件を思い出す。結婚前の母のことは何も聞いていない。家族を戦争でなくしたと聞いただけ。
妹が母の本に挟まれた写真を見つけた。若かりしころの母と女友達。時々うわ言のように漏らす母の言葉、昔母から聞いた言葉がよみがえったりして、ますます母の過去が気になる。ローレルは一人探索を始める。
幼い頃の体験がトラウマになっていた弟、今は天文学者のジェリーにだけは母の事件を打ち明け、過去の母親探索の協力を頼む。
戦時中の若い女性ドリーとヴィヴィアン。ドリーの恋人ジミー。ヴィヴィアンの夫で作家のヘンリー。二組のカップルが戦時中に出会い、恋を育み、隠されていたことにより、不幸を招く。すべてを失ったと思われる一人の女性はロンドンを去り、田舎の海辺の街に隠れ住む。そして新たな出会いがあり、幸せな夢見た家庭を気づいた。そこに現れた亡霊のような男、現在を守るために殺害してしまう。法的には間違いだが、道義的人間的には許せる。母を許せると思うローレル。母だと思っていたドリーは実は、と最後のどんでん返し、死んだはずのジミーが家族を残していた。ラストがいい雰囲気だな。人生捨てたものじゃない。私も快く騙された。