二冊で七百頁近い大作だが、朝から夕方までかかって、一気に読了。予想以上によかった。
タイトルから最初に連想したバーネットの『秘密の花園』らしきところもあるが、それだけではない。以前読んだいくつかのモチーフを思い出させる要素もある。出自不明の女性の過去に遡る謎解きという面が、私には興味深く、一気に読めた。
著者同様、オーストラリア人である祖母ネルが死に、晩年を共に暮らした孫娘カサンドラが思いもかけないイギリスはコーンウォールにある海辺の岸壁に建つコテージを相続。
ネルばあさんにはどんな秘密があったのか?残された子供用のトランク、そこに納められていたものと、祖母の妹たちからの話から、カサンドラは祖母の過去を探る旅に出る。
目次には年代の違う章がならび、大体三つの時代の話が平行して、かわりばんこに語られていく。
祖母ネルは第一時大戦直前にオーストラリアの港にロンドンから着いた船に乗っていた。わずか四歳で、小さなトランクを持ち、名前などを覚えていない。港湾勤務の男が引き取り、流産したばかりの妻と共に育てる。成人を迎え、婚約した娘に父は彼女の正体を打ち明ける。幸せな花嫁は孤独感に包まれ、家族を離れ、骨董屋として独り暮らしを。
密かに自分の本当の名前と家族を調べたネルは単身生まれた屋敷を見つけ、売りに出ていたコテージを購入。すぐに戻るつもりだったが、男運のない娘に孫娘カサンドラを押し付けられ、生地で暮らすことを断念。カサンドラに自分の姿を見たのか、夫と息子を事故でなくして傷心の孫娘に、イギリスの生地を譲り、自分の出生の秘密の解明を任した。
コーンウォールの貴族屋敷で生まれたネル。母は貴族の娘で、父はアメリカの絵描き。ネルは母親の従姉妹イライザにより生家から連れ出された。幼いネルのトランクに入っていた童話絵本はイライザが書き、父が挿し絵を書いていた。
調べを続けていくと、母はレントゲンを長時間受けたために子供ができない体だと判明。では生みの母は誰か?ネルがオーストラリアに着いた頃、両親と思われていた貴族夫妻が列車事故で亡くなっていたとわかる。その直後、祖父母貴族から奪うようにしてネルを連れ出したイライザ。彼女の消息も不明。
コーンウォールのコテージの隣には塀で囲まれた花園があり、そこでイライザの埋められた死体が発見されて、ネルの秘密はすべて明らかになる。
タイトルから最初に連想したバーネットの『秘密の花園』らしきところもあるが、それだけではない。以前読んだいくつかのモチーフを思い出させる要素もある。出自不明の女性の過去に遡る謎解きという面が、私には興味深く、一気に読めた。
著者同様、オーストラリア人である祖母ネルが死に、晩年を共に暮らした孫娘カサンドラが思いもかけないイギリスはコーンウォールにある海辺の岸壁に建つコテージを相続。
ネルばあさんにはどんな秘密があったのか?残された子供用のトランク、そこに納められていたものと、祖母の妹たちからの話から、カサンドラは祖母の過去を探る旅に出る。
目次には年代の違う章がならび、大体三つの時代の話が平行して、かわりばんこに語られていく。
祖母ネルは第一時大戦直前にオーストラリアの港にロンドンから着いた船に乗っていた。わずか四歳で、小さなトランクを持ち、名前などを覚えていない。港湾勤務の男が引き取り、流産したばかりの妻と共に育てる。成人を迎え、婚約した娘に父は彼女の正体を打ち明ける。幸せな花嫁は孤独感に包まれ、家族を離れ、骨董屋として独り暮らしを。
密かに自分の本当の名前と家族を調べたネルは単身生まれた屋敷を見つけ、売りに出ていたコテージを購入。すぐに戻るつもりだったが、男運のない娘に孫娘カサンドラを押し付けられ、生地で暮らすことを断念。カサンドラに自分の姿を見たのか、夫と息子を事故でなくして傷心の孫娘に、イギリスの生地を譲り、自分の出生の秘密の解明を任した。
コーンウォールの貴族屋敷で生まれたネル。母は貴族の娘で、父はアメリカの絵描き。ネルは母親の従姉妹イライザにより生家から連れ出された。幼いネルのトランクに入っていた童話絵本はイライザが書き、父が挿し絵を書いていた。
調べを続けていくと、母はレントゲンを長時間受けたために子供ができない体だと判明。では生みの母は誰か?ネルがオーストラリアに着いた頃、両親と思われていた貴族夫妻が列車事故で亡くなっていたとわかる。その直後、祖父母貴族から奪うようにしてネルを連れ出したイライザ。彼女の消息も不明。
コーンウォールのコテージの隣には塀で囲まれた花園があり、そこでイライザの埋められた死体が発見されて、ネルの秘密はすべて明らかになる。