闇の戦いシリーズ第一巻。

太古よりこの世に行われてきた光と闇の戦い。光陣営には闇を打ち倒すための四つの力の品がある。それぞれ違う時のなかで、違う光の細工師たちの手で作られ、必要な日を待つ。黄金の聖杯、しるしの輪、水晶の剣、黄金の竪琴。シリーズ四巻で、その四つの品が探索され、それにより闇に打ち勝つ。

第一巻ではしるしの輪の探索が行われる。主人公はイギリス南東部に住む少年ウィル。十一歳を迎えた彼は七男坊の七男坊。そんな子は生まれつき不思議な力を持つと言われていた。

誕生日前から彼の回りには不思議な兆候が現れる。不思議な能力に目覚め始めた。黒馬に乗る騎士とか、旅人と呼ばれる浮浪者が現れる。近所の古くからの農園の主ドースンさんがウィルにくれたのは、黒い鉄の輪で、なかは十文字に仕切られていた。バンドに通してバックルにしておけと言われた。
誕生日の冬至の朝、快い音楽で目を覚まし、外へ出てみると景観が変わっている。同じ場所なのに、時代が遡ったかのような。一人歩きだしたウィルは鍛冶屋に会い、白い馬に乗るように言われる。そのまま進み、木の扉を潜った先には大広間が。

そこにいた老婦人と背の高い男メリマンにより、彼の使命を知らされる。いにしえの光の知恵を受け継ぐ古老たち。ウィルはその最後の六人目だと。そして十文字に分けられた丸い輪であるしるしを六つ探索する使命があるのだと。それを集めたとき、迫り来る闇の力を退散させることができる。

時の扉を抜けて過去の世界に案内されて、仙術の本を学んだり、しるしの輪を求めて、危険に立ち向かい、彼は六つのしるしを揃える。異常気象の寒気に襲われ、地域が分断し、食べ物や燃料にも困窮する人々のために、闇の勢力に立ち向かう古老たち。ウィルが集めたしるしを結びつけた輪により、なんとか撃退したと思ったら、今度は異常な雨と洪水に襲われる。ウィルの代わりに、家族に危難が迫る。古老のジョージじいさんの指示で、白馬にまたがり、狩人を探すウィル。テムズ河近くの丘に眠るいにしえの王を狩人として呼び出し、闇の勢力を追い払う。
一難去ったものの、闇の勢力を撃退するには伝説の四つの品を手に入れなくてはいけない。次巻以降では、その探索行が描かれるらしい。