四連休初日の日曜。少し寝坊して起きる。一人遅い朝食を食べていると、母親がやって来て言う。明日からは雨が降るかもしれないから、今日のうちに外回りの掃除、雑草取りをするように。

薄曇りで、いくぶん涼しい。外へ出て、異様な音の正体に気づく。水路のどぶ浚えをしている。コンクリの水路にスコップを引きずる音。町内の半数くらいは今も田んぼを持つ兼業農家。そうした家だけの務めとして、定期的に水路の清掃をおこなっている。

うちは最初から田んぼなしで分家したから、農作業をしたこともない。水路が終わると、今度は田んぼを耕す機械音が聞こえる。済ました家もあれば、これからの家も。普段はサラリーマンで、休みの日に農作業を行う。

八時ごろから先程まで三時間ばかり、家回りの、とくに庭の雑草取りをしていた。高い草はあまりない。五センチから十センチの短くて細い草が繁茂している。落ち葉の間や苔の絨毯の中から生えていて、一本一本抜き取るのは簡単だが、きりがないほどたくさんある。一時、日が出て日差しが眩しかったが、すぐにまた曇ってきた。
ダンゴ虫が一杯出ていた。黄緑がきれいな雨蛙も一匹。毒々しい毛虫もいた。腰が痛くなり、立ち上がったら、目の前の枝の葉にいた。あれは揚羽の幼虫かな。裏へ回ると、小さな生まれたばかりかと思える蚊が飛んでいる。水溜まりはないみたいだが、どこから生まれたのか。

昨夜も結局本は読めなかった。連休前に二冊くらいは読みたかったが、すべて持ち越し。なんとか明日までに三冊読みたいが。昼からは気が乗らなくても、少し本に集中しようか。