昨夜は読まずに過ごしてしまい、今日は夕食後、クイズ番組を見ていて、時間がなくなってしまった。明日が返却日。全部は無理でも拾い読み程度ならと。
デーン人との決戦で勝利を納めたアルフレッド王。デーン人の四人の族長と金を払うことで和議を結んだ。二人の族長はアルフレッド王のウェシクスから撤退し、アイルランドから大船団を率いて来ていた族長は、神風とも言える大嵐により、ほぼ全滅。その船団の援護を期待して、エクセターを占領した族長グスルムだけが取り残された。気づくと孤立無援でウェシクスの大軍に取り囲まれていた。彼をどうするかアルフレッド王は部下の武将たちや司教と相談をしたが、多くが処刑を要求した。しかし、彼らを殺しても益はない。ウェシクス以外のブリテンの地にはいまや多くのデーン人がいる。処刑すればかえって戦争を長引かせるだけ。彼らを追放して慈悲を示せば、ウェシクスの強大さを示すことができると。皆の反対に抗してアルフレッド王は自説を通した。

アルフレッド王の父王はローマへの巡礼に出掛けた折りに、フランク王国皇帝の十三歳の娘を後妻としてめとり、イギリスへ連れ帰った。そして王の死ののちに、長男の義理の息子と再婚して、エドガーを生んだ。夫の死後エドガーを置いて、故国へ帰った。

どうやら四人目の族長と、このエダガーがからんで、アルフレッド王は最後の決戦を迎えることになるらしい。戦場はアルフレッド王の兄が領したウェシクスの西半部。サマセット州で行われたらしい。

勝利したアルフレッド王は、かつてと同様の立場に立つことになる。負けたデーン人族長をどうするか?彼を殺してもデーン人との戦いが終わるわけではない。ならば互いに益のある取り決めをしてはどうか。すでに各地に定住している多くのデーンを追い払う力はない。彼らの指導者との友好関係を維持して、平和を得るしかない。その折衝に当たらせるのが、この度再び負けた族長。それをキリスト教に改宗させて任に当たらせる。彼にとっても部下への指導力はいまや低下し、いつ寝首をかかれるかわからない立場にある。彼をデーン人の指導者の一人にして、和平に当たらせると。

こうして、アルフレッド王はウェシクスに平和の時をもたらした。それが将来のイングランド王国の土台になった。

サクソン人に対するアーサー王、デーン人に対するアルフレッド王は、どこか似ている。異教の蛮族だったサクソン人からアルフレッド王が輩出した。