サトクリフ・オリジナルとあるように、サトクリフが、様々な物語、伝説、民話、詩等から独自に拾い集めた話からなる。

アーサー王物語がもともと、実在のローマン・ブリテン人の王を核として、ケルト神話、民話、さらに中世の騎士道物語などが集まってできたもの。様々な作家や研究者がこの物語を語っていて、いろんな切り口がある。要は好みの問題になるのかもしれない。

アーサー王の父親であるウーゼル王が、魔術師マーリンの助けで、王位につくところから始まり、アーサー王の出生の秘密、そして王位につくまでの様子から語られている。

とはいえ、以降はいわゆる円卓の騎士と呼ばれるアーサー王の騎士たちの冒険談をエピソード風に語る章が続き、アーサー王は背景に下がってしまう。

そんなところがはじめはつまらなく思えたのだが、活躍する様々な騎士たちの武勇伝を楽しむようになると、結構面白い。

マーリンが未来を予測して述べていることは、なんか運命的というか、とってつけたようで、つまらなく思えた。

訳者によれば、アーサー王物語という枠組みを借りながら、サトクリフは様々なテーマをここで独自に追求しようとしたという。三角関係として、アーサー王、騎士ランスロット、王妃の三人と、世に名高いトリスタンとイズーの物語も語られている。

三部作の残りでは、聖杯の探求をテーマにしたもの、そしてアーサー王の死を描いた巻があり、引き続き読もうかと思う。ただ、その前に先に返す本、読む本があるので、少し先になる。


次は、赤毛のアンを読んでから、ハリポタを読もうか。