田口さんの数ある著作のタイトルには興味を覚えていたが、なぜか今まで一冊も読んでなかった。今回も坐禅というタイトルに引かれて借りてみたのだが。よくわからなかった。
悩み多き中年の女性作家と自分を見失っている整形美女のりん子。作家が東日本震災でなくなった人たちの慰霊祭を近所の寺で行った時に、彼氏を失ったりん子が参加して、二人は出会った。二人が出会ってから別れるまでの何日間の出来事が、二人の内面の思いが、それぞれが語り手となって、綴られていく。作家が語る文章はペンのイラストが、りん子のにはズックのイラストが最初にあり、どちらの語りかがわかるようにしてある。
四十代後半で夫も娘もありながら、仕事の取材で知り合った男とデートをしていた作家。一線は越えてないが恋人のつもりだった男から、若い女性と結婚すると言われ、結婚式の招待状までもらい、心が落ち着かない作家。紹介文を書いて知り合ったアメリカの日系二世の女性の禅マスター、アイリーン。キャリアウーマンから転身して、今ではいっぱしのマスター。
母に似た出っ歯で醜悪な面相のためにいじめられてきたりん子は、テレビ番組により整形し、今風の完璧な美女に変身。ヨット好きの彼氏が早々と東北に転勤し、会えない寂しさから年下の彼と二股を。そのとき、震災で彼氏は行方不明。年下の彼氏のもとカノからは整形したことを知られ、別れさせられる。自分が何者かわからず、顔見て寄ってくる男たちの相手していたりん子。慰霊祭のことを知り参列し、著書を読んだことがある作家に話しかけ、そのまま作家の家で過ごすことになる。それでも自分のことを打ち明けられず、宙ぶらりん。
作家に勧められて、彼女が日本に呼んだ禅マスターアイリーンの坐禅会に参加して、自分の姿を直視できるようになる。
自意識が強く、頭で考えてしまう作家は坐禅に踏み込むことができず迷いが深まるが。りん子は一筋の光明が見えたのか、アメリカに帰ったアイリーンのもとへ旅立つことになる。
容姿、恋愛、親子や兄弟姉妹、人生に悩みの種はつきないが。坐禅で、多少でもしがらみがほどけるものなんだろうか。私も作家同様興味を持っても、つい頭で考えてしまい、ただ座れ!といった瞑想にはなかなか参加できない。借りたときはもっと坐禅について詳しくかかれた作品だと思っていて、肩透かしを食った思いもあるが、悪くはなかったかな。田口さんの作品で、心理学とか宗教関連の本はまた読んでみたい
悩み多き中年の女性作家と自分を見失っている整形美女のりん子。作家が東日本震災でなくなった人たちの慰霊祭を近所の寺で行った時に、彼氏を失ったりん子が参加して、二人は出会った。二人が出会ってから別れるまでの何日間の出来事が、二人の内面の思いが、それぞれが語り手となって、綴られていく。作家が語る文章はペンのイラストが、りん子のにはズックのイラストが最初にあり、どちらの語りかがわかるようにしてある。
四十代後半で夫も娘もありながら、仕事の取材で知り合った男とデートをしていた作家。一線は越えてないが恋人のつもりだった男から、若い女性と結婚すると言われ、結婚式の招待状までもらい、心が落ち着かない作家。紹介文を書いて知り合ったアメリカの日系二世の女性の禅マスター、アイリーン。キャリアウーマンから転身して、今ではいっぱしのマスター。
母に似た出っ歯で醜悪な面相のためにいじめられてきたりん子は、テレビ番組により整形し、今風の完璧な美女に変身。ヨット好きの彼氏が早々と東北に転勤し、会えない寂しさから年下の彼と二股を。そのとき、震災で彼氏は行方不明。年下の彼氏のもとカノからは整形したことを知られ、別れさせられる。自分が何者かわからず、顔見て寄ってくる男たちの相手していたりん子。慰霊祭のことを知り参列し、著書を読んだことがある作家に話しかけ、そのまま作家の家で過ごすことになる。それでも自分のことを打ち明けられず、宙ぶらりん。
作家に勧められて、彼女が日本に呼んだ禅マスターアイリーンの坐禅会に参加して、自分の姿を直視できるようになる。
自意識が強く、頭で考えてしまう作家は坐禅に踏み込むことができず迷いが深まるが。りん子は一筋の光明が見えたのか、アメリカに帰ったアイリーンのもとへ旅立つことになる。
容姿、恋愛、親子や兄弟姉妹、人生に悩みの種はつきないが。坐禅で、多少でもしがらみがほどけるものなんだろうか。私も作家同様興味を持っても、つい頭で考えてしまい、ただ座れ!といった瞑想にはなかなか参加できない。借りたときはもっと坐禅について詳しくかかれた作品だと思っていて、肩透かしを食った思いもあるが、悪くはなかったかな。田口さんの作品で、心理学とか宗教関連の本はまた読んでみたい