オーストラリアの児童文学作家の人気ファンタジー。児童向けということもあり、読みやすくすっきりした展開で、面白くて簡単に読めた。シリーズは現在五冊か六冊図書館にあるようだ。全部読んでみようか。
リンの民が暮らす谷間に流れる水が、ある日止まりそうになる。村人の生活は家畜であるバクシャーに依存していて、塩水しか出ない井戸の水ではそれらに飲ませられない。川野水は村の生命線だった。
川はかたわらにそびえ、頂上が雲の上にある山から流れ出していた。頂上には竜がいるともいうが、声を聞いたものはいるが姿を見たものはいない。山へ行って戻ったものもない。
手をこまねいているよりは、未知の山頂に行こうと名乗り出るものがいた。山については魔女のようなおばあさんが知っているらしい。聞きに行ったもののはっきり教えてくれない。お礼にとチーズを運んだ少年ローワンに投げつけられた小枝。彼がなぜか持ち帰って見てみると、実は巻物で、山を登る地図が書かれていた。しかも翌日、山に登る者を決める場でそれを明かしたが、ローワンが手にしているときにしか地図は見えない。
そんなわけで七人の勇者の一人に選ばれた少年ローワン。この地の民は昔戦の後に住む地を求めて放浪して来た戦士の一族であり、勇敢な民である誇りを持ち続けていた。
それなのに自分の命と引き換えに火事の中から救われたローワンには勇気の欠片も見られず、内気で怖がりだった。だから手のかからないバクシャーの世話係をしていた。
しかし地図を見るためには必要ということで、渋々参加することになったローワン。山頂へのコースには、七つの試練が待ち受けていた。見かけの力持ちや勇気、あるいは隠されていた弱点により、次々と仲間は試練に破れ、脱落していく。最後に残ったのはなんとローワンだった。竜に怯えながらも、そのなかに、日頃世話しているバクシャーと似たような症状を見て、竜のトラブルを解決。竜をもとに戻すことで、再び水は流れ出す。その水に流されて、ローワンは山頂から麓の谷間の村まで一気に凱旋。新たな勇者の誕生だった。
訳者のあとがきによれば、このシリーズの新しさは、主人公が勇気のない少年であること、さらに男女の差別がない社会が描かれていることだと言う。
ローワンの更なる冒険も読んでみたい
リンの民が暮らす谷間に流れる水が、ある日止まりそうになる。村人の生活は家畜であるバクシャーに依存していて、塩水しか出ない井戸の水ではそれらに飲ませられない。川野水は村の生命線だった。
川はかたわらにそびえ、頂上が雲の上にある山から流れ出していた。頂上には竜がいるともいうが、声を聞いたものはいるが姿を見たものはいない。山へ行って戻ったものもない。
手をこまねいているよりは、未知の山頂に行こうと名乗り出るものがいた。山については魔女のようなおばあさんが知っているらしい。聞きに行ったもののはっきり教えてくれない。お礼にとチーズを運んだ少年ローワンに投げつけられた小枝。彼がなぜか持ち帰って見てみると、実は巻物で、山を登る地図が書かれていた。しかも翌日、山に登る者を決める場でそれを明かしたが、ローワンが手にしているときにしか地図は見えない。
そんなわけで七人の勇者の一人に選ばれた少年ローワン。この地の民は昔戦の後に住む地を求めて放浪して来た戦士の一族であり、勇敢な民である誇りを持ち続けていた。
それなのに自分の命と引き換えに火事の中から救われたローワンには勇気の欠片も見られず、内気で怖がりだった。だから手のかからないバクシャーの世話係をしていた。
しかし地図を見るためには必要ということで、渋々参加することになったローワン。山頂へのコースには、七つの試練が待ち受けていた。見かけの力持ちや勇気、あるいは隠されていた弱点により、次々と仲間は試練に破れ、脱落していく。最後に残ったのはなんとローワンだった。竜に怯えながらも、そのなかに、日頃世話しているバクシャーと似たような症状を見て、竜のトラブルを解決。竜をもとに戻すことで、再び水は流れ出す。その水に流されて、ローワンは山頂から麓の谷間の村まで一気に凱旋。新たな勇者の誕生だった。
訳者のあとがきによれば、このシリーズの新しさは、主人公が勇気のない少年であること、さらに男女の差別がない社会が描かれていることだと言う。
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