先月に出た前巻より二年後の磐音周辺が描かれている。
さしもの権勢を誇った田沼意次も失脚。彼を庇護した十代将軍家治が死去し、世子となっていた家斉が十一代将軍となり、彼の実父や白河藩主松平定信、田沼を嫌っていた御三家をはじめとする譜代大名たちにより、田沼の老中罷免、家治により加増された二万石の没収、上屋敷の明け渡しなどにより、田沼の命運もつきたかのよう。それでも田沼の家老に雇われたと思われる剣術家が磐音を襲うが、あっという間に片付けられ、少し物足りなさを覚えるほど。
磐音の道場の龍虎たる辰平と利次郎は婚儀を終え、道場を出てそれぞれ仕官先に去る。同じ頃に道場に入った住み込み門弟の輝信は、迷いを生じ、無断で道場を去るが、母親と兄の説得で、無事に戻る。
山形藩の参勤交代の行列に紛れ込んで、奈緒と子供三人は無事に江戸につく。磐音たちばかりか、旧藩の人、吉原の人たちの出迎えを受け、過去が無駄ではなかったと思った奈緒は、浅草に紅花専門の店を出す。京都の職人が秘密にしている口紅の製造法までも会得していた奈緒は、白鶴ノ紅という自身で作り上げた口紅まで売りだす。当時の吉原の花魁高尾太夫まで店に来る。
旧藩の藩主夫人は一時気の迷いで藩に迷惑をかけたのを反省し、鎌倉の縁切り寺東慶寺に入っていたが、三年を過ぎたのを契機に、脱俗し藩に戻ることになる。磐音が迎えに行く。
道場の女中をしている武左衛門の娘早苗の妹が奈緒の店に奉公に入ることになり、末っ子の息子も紅花職人になるべく奉公に出ることになり、武左衛門は夫婦二人だけになってしまう。
さらに早苗と輝信も道場で互いに好き合うようになっている様子。
田沼意知の江戸城内での刃傷に関わった松平定信は、磐音に借りを作った気がして、なんとか磐音を引き込もうと画策している。十一代将軍の剣術指南の話を磐音は断る。磐音が跡を継いだ佐々木道場の秘密にもたどり着くかもしれない。それが佐々木道場の復活に結び付くかどうか?それは次巻を待たないと駄目のようだ。
今作がシリーズ四十八冊目。あと二冊できりのいい五十冊になるから、そこで完結かな。また来年まで待たないといけないのか。今年の夏か秋くらいに出ればいいなとは思うが。
さしもの権勢を誇った田沼意次も失脚。彼を庇護した十代将軍家治が死去し、世子となっていた家斉が十一代将軍となり、彼の実父や白河藩主松平定信、田沼を嫌っていた御三家をはじめとする譜代大名たちにより、田沼の老中罷免、家治により加増された二万石の没収、上屋敷の明け渡しなどにより、田沼の命運もつきたかのよう。それでも田沼の家老に雇われたと思われる剣術家が磐音を襲うが、あっという間に片付けられ、少し物足りなさを覚えるほど。
磐音の道場の龍虎たる辰平と利次郎は婚儀を終え、道場を出てそれぞれ仕官先に去る。同じ頃に道場に入った住み込み門弟の輝信は、迷いを生じ、無断で道場を去るが、母親と兄の説得で、無事に戻る。
山形藩の参勤交代の行列に紛れ込んで、奈緒と子供三人は無事に江戸につく。磐音たちばかりか、旧藩の人、吉原の人たちの出迎えを受け、過去が無駄ではなかったと思った奈緒は、浅草に紅花専門の店を出す。京都の職人が秘密にしている口紅の製造法までも会得していた奈緒は、白鶴ノ紅という自身で作り上げた口紅まで売りだす。当時の吉原の花魁高尾太夫まで店に来る。
旧藩の藩主夫人は一時気の迷いで藩に迷惑をかけたのを反省し、鎌倉の縁切り寺東慶寺に入っていたが、三年を過ぎたのを契機に、脱俗し藩に戻ることになる。磐音が迎えに行く。
道場の女中をしている武左衛門の娘早苗の妹が奈緒の店に奉公に入ることになり、末っ子の息子も紅花職人になるべく奉公に出ることになり、武左衛門は夫婦二人だけになってしまう。
さらに早苗と輝信も道場で互いに好き合うようになっている様子。
田沼意知の江戸城内での刃傷に関わった松平定信は、磐音に借りを作った気がして、なんとか磐音を引き込もうと画策している。十一代将軍の剣術指南の話を磐音は断る。磐音が跡を継いだ佐々木道場の秘密にもたどり着くかもしれない。それが佐々木道場の復活に結び付くかどうか?それは次巻を待たないと駄目のようだ。
今作がシリーズ四十八冊目。あと二冊できりのいい五十冊になるから、そこで完結かな。また来年まで待たないといけないのか。今年の夏か秋くらいに出ればいいなとは思うが。