なんとか読み終えた。インドのジャングルでオオカミの一族に育てられた少年モーグリの冒険。
原作は二作あり、合わせて十五編の話があるが、この講談社青い鳥文庫では、モーグリが登場する話だけ、八編が収録されている。
オオカミの一家にモーグリを奪われ、彼の命を狙う虎のシア・カーン。オオカミの一家に養われたものの、一族が認めないとジャングルでは生きていけない。そんな人間の子モーグリを認め、保証人になった熊のバールー、黒豹のバギーラ。さらにニシキヘビのカー。ジャングルの掟を教え込み、ジャングルで生き残る知恵をさずけた彼らの助けにより、一人前のオオカミ、ジャングル住民に成長するモーグリ。
宿敵のトラのシア・カーンを策略で倒し、その毛皮を手にしたモーグリ。
生みの母と思われる裕福な農家の婦人に出会ったものの、それがもとで、魔女だと非難され殺されかけた母。密かにジャングルを抜けて逃がし、復讐のために、ゾウなどにより村を破壊し、住民を追い出すモーグリ。
デカン高原からやってきた狂暴な赤犬の群れ二百頭との凄惨な戦い。策略によりハチの群れを利用して辛くも勝ったものの、バギーラを失う。
育ての親がなくなり、兄である四頭のオオカミたちも成長した頃、モーグリはジャングルの王になっていた。
思春期になり、精神的に落ち込み、ジャングルをさ迷い、出会ったのは、かつて殺されかけたのを逃がした生みの母。彼女のもとに戻るときが来たのを自覚し、ジャングルの仲間に別れを告げるモーグリ。
訳者のあとがきによれば、この話で印象的なものは、ジャングルの仲間たちが出会ったときの挨拶。すばらしい獲物を!それが礼儀にかなった挨拶なんだと。ジャングルに棲む動物たちは他の動物を食べて生きている。だからこそしっかり食べる、遊び半分では襲わない。考えてみれば人間も同じ。生のまま食べなくなって、動物を食べている意識は薄れてはいるが、ジャングルと変わりないのを自覚すべき。
昨日読んだスーパー婆さんも言っていた。食事前にいただきますと手を合わせるのは、神に感謝するのではなく、彼らを食べて生かせてもらうことに感謝する言葉なんだと。
ジャングルの挨拶にも同じ精神があるのだろう。ありがたい命をいただき、生き延びる。無駄にならないようにいい世界を作ろう。それが自覚できれば、互いの違いを認め、尊敬し、助け合って、よりよい世界を作ることができる。
原作は二作あり、合わせて十五編の話があるが、この講談社青い鳥文庫では、モーグリが登場する話だけ、八編が収録されている。
オオカミの一家にモーグリを奪われ、彼の命を狙う虎のシア・カーン。オオカミの一家に養われたものの、一族が認めないとジャングルでは生きていけない。そんな人間の子モーグリを認め、保証人になった熊のバールー、黒豹のバギーラ。さらにニシキヘビのカー。ジャングルの掟を教え込み、ジャングルで生き残る知恵をさずけた彼らの助けにより、一人前のオオカミ、ジャングル住民に成長するモーグリ。
宿敵のトラのシア・カーンを策略で倒し、その毛皮を手にしたモーグリ。
生みの母と思われる裕福な農家の婦人に出会ったものの、それがもとで、魔女だと非難され殺されかけた母。密かにジャングルを抜けて逃がし、復讐のために、ゾウなどにより村を破壊し、住民を追い出すモーグリ。
デカン高原からやってきた狂暴な赤犬の群れ二百頭との凄惨な戦い。策略によりハチの群れを利用して辛くも勝ったものの、バギーラを失う。
育ての親がなくなり、兄である四頭のオオカミたちも成長した頃、モーグリはジャングルの王になっていた。
思春期になり、精神的に落ち込み、ジャングルをさ迷い、出会ったのは、かつて殺されかけたのを逃がした生みの母。彼女のもとに戻るときが来たのを自覚し、ジャングルの仲間に別れを告げるモーグリ。
訳者のあとがきによれば、この話で印象的なものは、ジャングルの仲間たちが出会ったときの挨拶。すばらしい獲物を!それが礼儀にかなった挨拶なんだと。ジャングルに棲む動物たちは他の動物を食べて生きている。だからこそしっかり食べる、遊び半分では襲わない。考えてみれば人間も同じ。生のまま食べなくなって、動物を食べている意識は薄れてはいるが、ジャングルと変わりないのを自覚すべき。
昨日読んだスーパー婆さんも言っていた。食事前にいただきますと手を合わせるのは、神に感謝するのではなく、彼らを食べて生かせてもらうことに感謝する言葉なんだと。
ジャングルの挨拶にも同じ精神があるのだろう。ありがたい命をいただき、生き延びる。無駄にならないようにいい世界を作ろう。それが自覚できれば、互いの違いを認め、尊敬し、助け合って、よりよい世界を作ることができる。