昨夜、読みかけを読み始めたら、ほとんど一気に最後まで読めた。深夜2時近くだったので、ブログアップはできなかった。

1900年元日に生まれた男デービッドは、特別の人間で、生まれつき白髪で、超能力を持っている。さらに百年の寿命も与えられていて、20世紀を生涯見続ける。彼の目を通した20世紀の姿を描くのが、このシリーズらしい。
堕落した世界を浄化するために、一度すべてを破壊しなくてはならない。そのために暗躍する秘密結社、暁の円卓。20世紀に起こった様々な事件、紛争、暗殺、そして戦争などの影には彼らの暗躍があったという主旋律があり、それを見守り、阻止しようと活躍するデービッドが対抗する。
この第一巻には、第一と第二之書が所収。

第一では孤児となったデービッドの父親ジェフが悪い噂の屋敷のパーティに金につられてボーイとなるが、秘密結社の存在と、一部のメンバーを偶然見つけてしまい、命からがら逃げ出す。

第二之書では、それから何年か経ち、ジェフはキャムデン伯爵ジョフリーと変身し、イギリスの外交官として日本の東京にいる。

そして世紀の変わり目の元日に息子が生まれたものの、白髪だった。東洋の伝説では、超能力を持ち、この世を救済する使命を持つという。

翌年に明治天皇の孫息子、のちの昭和天皇が生まれる。長じて、武術修行で知り合った明治維新の元勲伊藤博文の孫息子と仲良くなり、それが縁で、天皇の孫ヒロヒト親王と会い、友達となる。

名を変え、身分も変わったのに、外交官ジョフリーのまわりに怪しげな影が出没するようになり、暗殺未遂にもあう。世界情勢の数々の事件の背後に暁の円卓の影を見て怯えたジョフリーは、転属願いをだし、オーストリアへ。その直後にサラエボ事件があり、第一次大戦が勃発し、イギリスに帰国するも、ここでも怪しい影につきまとわれ、怯えて部屋に閉じ籠るジョフリー。国王主催の晩餐会に呼ばれ、出たものの、帰りに夫婦共に暗殺される。

両親を失い、自身も怪しい影を見たことがあるデービッドは、父が残した手記を読み、はじめて暁の円卓を知る。しかし、未成年の自分では何もできないと絶望し、町をさ迷い自殺を試みるが失敗。志願して戦場へおもむく。フランスでドイツ軍に対抗する英仏連合軍。悲惨な戦争状況。ドイツ軍将校に手込めにされかけた少女を救い、傷を受けたデービッド。第一巻はそこで終わっている。死にかけているようだが、…