図書館本の『シャーロットのおくりもの』を読み始めたものの、五十頁ばかりで中断。
傍らに積み上げた文庫の山の上の一冊を手にとり、読み始めたら、やめられなくて、ほとんど一気に読み終えた。詳しくは知らないが、ライトノベルなんだろう。
東京近郊の中途半端な街。駅前の大通りから細い路地を入った中に、幽霊たちをまとめる大妖怪がいて、依頼すれば迷惑な幽霊や妖怪を退治してくれる。友達からそんな噂話を聞いた高校生の洸之介は最近悩んでいることの相談に出掛けてみる。噂によれば深夜の丑三つ時だというので行ってみると、路地の入り口には猫がいて、案内するようなそぶり。なかからは祭り囃子が聞こえ、木戸の向こうでは縁日の風景が広がり、そこにいるのは着物を着た猫や狸、狐など。驚いていると、傍らの店から二十歳前後の着物姿の美人環が現れる。イケメンの若者樹、はで目の女子高生が。話を聞いてると彼女が先程の猫らしい。
洸之介の悩みは最近亡くなった画家の父親が残した絵が深夜に騒ぎ出すこと。事情を話すと昼間に出直してくるように言われる。
行ってみると、環さんはこの路地綾櫛横丁に唯一ある加納表具店の主で、名人級の表具師。そして裏の稼業として、表具する絵に染み付いた絵師の思念が引き起こす心霊現象などを解決する。思念を新たな表具で閉じ込めたり、乱れた思念を昇華させる。
無事、解決したあと、他の遺作の表具も頼もうとしたら、やり方を教えるから自分でやってみないかと言われ、弟子入りすることになり、学校が終わると店へ向かい始める。
店に出入りするものたちに関わる裏家業の現場に立ち会う洸之介を描いた五つの話からなる。環さんは実は五百年近い化け狐。その生い立ちは最後の話で明らかになる。
環さんが店で預かっている小学生の桜汰は実は天狗の王子さま。天狗の王が国内の争いに巻き込まれてる間預かっている。イケメン樹は化け狸で結婚詐欺をするつもりがいつも失敗ばかり。人がよすぎて騙せない。環さんが初代の主で、代々の主が環に手解きを受けた主である現在の主が兵助。裏の稼業はできない。店に出入りする女子高生風の蓮華は実は雪女。夏は製氷工場でバイトして冬には店にいる。誰も彼もが人に化けた妖怪なのに、魅力的。表具という仕事も珍しく興味深いが、それよりも登場人物たちの魅力と、関わる裏家業の様子が面白い。絵に込められた思念が興味深い。
続編はあるのか?見たような気もするが
傍らに積み上げた文庫の山の上の一冊を手にとり、読み始めたら、やめられなくて、ほとんど一気に読み終えた。詳しくは知らないが、ライトノベルなんだろう。
東京近郊の中途半端な街。駅前の大通りから細い路地を入った中に、幽霊たちをまとめる大妖怪がいて、依頼すれば迷惑な幽霊や妖怪を退治してくれる。友達からそんな噂話を聞いた高校生の洸之介は最近悩んでいることの相談に出掛けてみる。噂によれば深夜の丑三つ時だというので行ってみると、路地の入り口には猫がいて、案内するようなそぶり。なかからは祭り囃子が聞こえ、木戸の向こうでは縁日の風景が広がり、そこにいるのは着物を着た猫や狸、狐など。驚いていると、傍らの店から二十歳前後の着物姿の美人環が現れる。イケメンの若者樹、はで目の女子高生が。話を聞いてると彼女が先程の猫らしい。
洸之介の悩みは最近亡くなった画家の父親が残した絵が深夜に騒ぎ出すこと。事情を話すと昼間に出直してくるように言われる。
行ってみると、環さんはこの路地綾櫛横丁に唯一ある加納表具店の主で、名人級の表具師。そして裏の稼業として、表具する絵に染み付いた絵師の思念が引き起こす心霊現象などを解決する。思念を新たな表具で閉じ込めたり、乱れた思念を昇華させる。
無事、解決したあと、他の遺作の表具も頼もうとしたら、やり方を教えるから自分でやってみないかと言われ、弟子入りすることになり、学校が終わると店へ向かい始める。
店に出入りするものたちに関わる裏家業の現場に立ち会う洸之介を描いた五つの話からなる。環さんは実は五百年近い化け狐。その生い立ちは最後の話で明らかになる。
環さんが店で預かっている小学生の桜汰は実は天狗の王子さま。天狗の王が国内の争いに巻き込まれてる間預かっている。イケメン樹は化け狸で結婚詐欺をするつもりがいつも失敗ばかり。人がよすぎて騙せない。環さんが初代の主で、代々の主が環に手解きを受けた主である現在の主が兵助。裏の稼業はできない。店に出入りする女子高生風の蓮華は実は雪女。夏は製氷工場でバイトして冬には店にいる。誰も彼もが人に化けた妖怪なのに、魅力的。表具という仕事も珍しく興味深いが、それよりも登場人物たちの魅力と、関わる裏家業の様子が面白い。絵に込められた思念が興味深い。
続編はあるのか?見たような気もするが