やはり面白いが、さすがに長い。二冊を一気に読みきるのは今日中には無理だな。

いきなり警察が家宅捜索にやって来て、博物館で守衛をしている父親が展示物を盗んだ疑いがあると言う。

驚いたジェシカとオリバーの双子の姉弟。父親の記憶がない。前に亡くなった母の記憶はあるのに、その後一緒にいた父の記憶が抜け落ちている。

屋根裏の倉庫に置いてある母の形見の衣装ケースを開けてみると、父の日記があった。守衛していた博物館で、父はもとは学芸部員をしていた博士号をもつ学者だった。専門の古代バビロニアに関する発見が発端で、地位を奪われ、今は行方不明。

コンピューターの天才であるジェシカと、絵画の天才オリバーは、博物館に行き、父の行方をさがす探索を始める。父の日記に記されていた碑文の意味は何か?現在博物館で学芸部員をしているミリアムと知り合い、探索を深める。博物館に再現されたイシュタル門を深夜に、忘れられたものを手にしてくぐると、別の世界に行ける。挑戦した二人。

門を潜ったオリバーが入り込んだのは、記憶からなくなった、忘れたものたちが赴く世界クワシニア。その入り口で出会った一角獣はオリバーを探求者と名付ける。その国の支配者である古代バビロニアの神、クセハーノンは、どうやらこの世界と現実との二つをも支配しようとしている。

単身冒険を始めたオリバーには、その世界の住民で協力者となってくれるものが次々と現れ、旅の仲間となる。シエラザードのガラス製のハチドリ、古代ギリシアの哲学者エレウキデス、ナポレオンの外套、テーブル、ベガサス。

クセハーノを倒すにはその真の名前を知らねばならない。この世界のはての砂漠には湖があり、中の島に住む女王セミラミスはクセハーノの母親。簡単に息子を倒す名前を教えないだろう。砂漠にはこの世界のすべての住民の名前が記された名前石がある。クセハーノの石は母が持っているが、その母の石を見つけたら取引できる。オリバーは女王に対しながら風を起こし、古くて重い石だけをより選び、ハチドリに取りにいかせる。

息子の石を手に入れることはできなかったが、取引として、クセハーノの玉座の場所を聞き出し、この世界と現実の世界の通路になる時のはざまを知る賢者を聞き出す。こうして一行は次の場所に向かう。

ジェシカはミリアムと親しくなり、碑文を探索して、クセハーノの秘密を追っていた。

下巻ではどう展開するのか楽しみだ