読み終えた『ササフラス・スブリングスの七不思議』は、昨夜読むつもりだったが、結局読まないままで、今朝になった。最初に見かけた時に感じたように、いい話だった。

田舎に住んでると、若者は特に外に目が行く。それをとがめ立てることはできない。しかし、何もない町にも人にも歴史の重みや思いではある。変な目で見られるのを恐れて、そっと胸の奥にしまいこまれた不思議が、奇跡が誰にもあるのかもしれない。大人には珍しくもない話でも、子供にははじめて知る不思議になるのかもしれない。

主人公はこのあと親戚の家を訪ねて、大都市で何を見、何を感じるのか?またなと叫んだように、彼は帰ってくる。たくさんの土産話をもって帰ってくるだろう。町の人たちとの関わりも違ってくるかもしれないな。七不思議を本にして、町民で回し読みしたら、町民同士の関わりも変わるかもしれない。エベンが見つけた七不思議の過去と現在と未来が彫り出された町の模型。私も見てみたいな。材料になった織機の欠片。織機にはもともと魔法がかかっていたのだろうか?

エベンが成長して、父のあとを継ぐのか、はたまた見果てぬ夢に駆り出されて、町の外へ、さらに海外へ飛び出すのかわからないが。未来がある、というのは羨ましいかな。

私の年代でパソコン始めた人もいるし、新たな仕事につく人もいる。還暦なんて、今ではまだまだ未来がありうる時代なんだが。私にはあまり感じられない。考え方の転換が必要なのか?性分なのか?

日曜も半日過ぎてしまい、上下二冊の大作、イーザウの『盗まれた記憶の博物館』が最後まで読めるか心配だが、昼食食べたら読み始めることにしようか。どのみち月曜はこれを借りた県立図書館は定休日だから、月曜までに読めたらいい。

あと一冊別の作品が残っているが、最悪読むのを諦めたらいい。これも古い話。戦時中、都会から田舎の農場に疎開し、独り暮らしの老人の世話になる少年。心が病んでいる母親のため、心を閉ざしていた少年と老人の間に、不思議な感情が芽生え、心を通わせるようになる。法律的には問題もあったが、ついには老人は少年を母から引き離し、養子にする。そんな話らしい。二つの孤独な心が出会い、結ばれていく。読むのが楽しみなんだが。