前からタイトルが気になっていた作品。妖精やエルフやオグル、巨人などのファンタジーでは馴染みの不思議な生き物が出てくる上に、訳者あとがきを見ると、シンデレラ物語りでもある。タイトルからは現代の心理学的な問題のような印象もあり、興味はわくが、読むのはどうもと思っていた。
主人公の少女エラは生まれたときに、妖精ルシンダから贈り物をもらった。ルシンダはそのつもりだったが、受け取ったものには呪いでしかなかった。従順であれ!つまり命令されたら逆らえない。家族に囲まれているうちはたいした被害は受けないが、悪意あるものに秘密を知られたら、悲劇でしかない。
妖精の血を引くかに思える優しくてきれいな母が死んでからは、エラは不幸な境遇へ突き進むことになる。貴族の父は金儲けに余念がなく、相手はエルフなど人間でないもの。旅に出てばかりで子供と接することもない。男爵夫人とその娘姉妹と共に、行儀見習いの学校に入れられたエラは、彼女の秘密に気づいた姉娘に母の形見の首飾りを奪われ、小間使いのようにこき使われる始末。
なんとしてもルシンダに会い、呪いを解いてもらいたい。巨人が結婚式を開き、そこには現れるだろうと知り、学校を抜け出し、単身で旅に出る。エルフに会い、気に入られて助けられた。一人になったところをオルグに捕まり、食べられる寸前を、式に向かう王子一行に救われる。
結婚式に出て、無事にルシンダに会えたものの呪いは解けないとわかる。次第に愛し始めた王子や王家に彼女の秘密のために迷惑をかけるかもしれないと、身を引き、帰宅してみると。父は破産して、男爵夫人一家に下女に格下げされてしまう。このあとの展開がいわゆるシンデレラ物語。仮面をつけたまま、王子の心を射止めたエラは、王子のプロポーズを断りながらも、心の中では従順であれという命令と格闘。ついに王子への愛により新たな強力な決断力を獲得して、めでたしめでたし。結婚式には旅で知り合ったエルフやオグル、巨人たちがお祝いに駆けつける。
題材的には暗くなり勝ちな面もあるが、明るく仕上がっていたり、空想世界の住人たちの登場も楽しく読めた。著者のデビュー作で、児童書の賞も受けている。なかなかよかった。他にも作品はあるのかな?
主人公の少女エラは生まれたときに、妖精ルシンダから贈り物をもらった。ルシンダはそのつもりだったが、受け取ったものには呪いでしかなかった。従順であれ!つまり命令されたら逆らえない。家族に囲まれているうちはたいした被害は受けないが、悪意あるものに秘密を知られたら、悲劇でしかない。
妖精の血を引くかに思える優しくてきれいな母が死んでからは、エラは不幸な境遇へ突き進むことになる。貴族の父は金儲けに余念がなく、相手はエルフなど人間でないもの。旅に出てばかりで子供と接することもない。男爵夫人とその娘姉妹と共に、行儀見習いの学校に入れられたエラは、彼女の秘密に気づいた姉娘に母の形見の首飾りを奪われ、小間使いのようにこき使われる始末。
なんとしてもルシンダに会い、呪いを解いてもらいたい。巨人が結婚式を開き、そこには現れるだろうと知り、学校を抜け出し、単身で旅に出る。エルフに会い、気に入られて助けられた。一人になったところをオルグに捕まり、食べられる寸前を、式に向かう王子一行に救われる。
結婚式に出て、無事にルシンダに会えたものの呪いは解けないとわかる。次第に愛し始めた王子や王家に彼女の秘密のために迷惑をかけるかもしれないと、身を引き、帰宅してみると。父は破産して、男爵夫人一家に下女に格下げされてしまう。このあとの展開がいわゆるシンデレラ物語。仮面をつけたまま、王子の心を射止めたエラは、王子のプロポーズを断りながらも、心の中では従順であれという命令と格闘。ついに王子への愛により新たな強力な決断力を獲得して、めでたしめでたし。結婚式には旅で知り合ったエルフやオグル、巨人たちがお祝いに駆けつける。
題材的には暗くなり勝ちな面もあるが、明るく仕上がっていたり、空想世界の住人たちの登場も楽しく読めた。著者のデビュー作で、児童書の賞も受けている。なかなかよかった。他にも作品はあるのかな?