二十世紀初頭に出た、ということは百年あまり昔の作品なのに、古くささを感じない。子供たちと妖精が話の中心だからか。
ロンドンに住んでいた一家が遠く離れた田舎に越してきた。丘の上にある白い家の両側にはチョーク掘り場と砂利掘り場があり、緑豊かな庭と背後には果樹園まである。一目で子供たちは気に入ってしまった。ロンドンは都会だが、金持ちしか楽しめない町、普通の家庭の子供には監獄のようなところだった。
父親は仕事に出掛け、母親は祖母の見舞いと看病のために出掛けて、子供たちが残された。家事をするものがいるため、彼らは遊びだけしていればよかった。
五人兄弟で、末っ子はまだ歩けない。彼らが早速出向いたのはとなりの砂利掘り場。めいめいがシャベルを持ち、海岸の砂浜にいるつもりでお城を作っては見たものの、波に流されない城はつまらない。じゃあまっすぐ穴を掘っていって、地球の裏側まで掘ろうとしたが、飽きてやめてしまった。一人掘り続けたアンシアがいきなり大声をあげて、皆が集まると、穴の底に奇妙な生き物がいる。長い角の先に目があり、こうもりのような耳、ずんぐりした胴には蜘蛛のように毛が生えている。持って帰ろうかどうしようかと騒いでいたら、そいつが抗議の声をあげる。しゃべってる。
そいつは砂の妖精だと言う。ギリシア語でサミアド。怖いとも思わず話し込み、サミアドが話す大昔の話を聞く。彼は人の願いを叶える魔法が使えると知った子供たちは、ついうっかり思い付きの願いをしてしまい、とんでもない出来事を引き起こす。
最初は花のようにきれいにして。確かにみな美人美男になったが、帰宅しても誰かわかってもらえず追い出されてしまう。夜になると魔法が切れてもとに戻る。
ついで金持ちなりたいと言うと、昔の金貨が大量に現れ、使えない上、泥棒と勘違いされる。手に余る末っ子を厄介払いしたいと思ったら、会う人がみな末っ子を欲しがる。空を飛びたいと願うと、背中に羽ができて飛べたものの、塔の屋根で眠りこけて魔法が消えて一騒動。家が城になってほしいとか、読んでいた本の影響で、アメリカインディアンが来たらいいなとか、大きくなりたいとか、末っ子が早く大人にならないかとか。願いは叶うが騒動を引き起こす。近所で盗まれた宝石が母の部屋に現れて、それを元通りにすることで、ようやく目が覚め、願い事をしないことにする。ラストの話ではまだ続きの物語があるようだが、翻訳はあるのかな?
ロンドンに住んでいた一家が遠く離れた田舎に越してきた。丘の上にある白い家の両側にはチョーク掘り場と砂利掘り場があり、緑豊かな庭と背後には果樹園まである。一目で子供たちは気に入ってしまった。ロンドンは都会だが、金持ちしか楽しめない町、普通の家庭の子供には監獄のようなところだった。
父親は仕事に出掛け、母親は祖母の見舞いと看病のために出掛けて、子供たちが残された。家事をするものがいるため、彼らは遊びだけしていればよかった。
五人兄弟で、末っ子はまだ歩けない。彼らが早速出向いたのはとなりの砂利掘り場。めいめいがシャベルを持ち、海岸の砂浜にいるつもりでお城を作っては見たものの、波に流されない城はつまらない。じゃあまっすぐ穴を掘っていって、地球の裏側まで掘ろうとしたが、飽きてやめてしまった。一人掘り続けたアンシアがいきなり大声をあげて、皆が集まると、穴の底に奇妙な生き物がいる。長い角の先に目があり、こうもりのような耳、ずんぐりした胴には蜘蛛のように毛が生えている。持って帰ろうかどうしようかと騒いでいたら、そいつが抗議の声をあげる。しゃべってる。
そいつは砂の妖精だと言う。ギリシア語でサミアド。怖いとも思わず話し込み、サミアドが話す大昔の話を聞く。彼は人の願いを叶える魔法が使えると知った子供たちは、ついうっかり思い付きの願いをしてしまい、とんでもない出来事を引き起こす。
最初は花のようにきれいにして。確かにみな美人美男になったが、帰宅しても誰かわかってもらえず追い出されてしまう。夜になると魔法が切れてもとに戻る。
ついで金持ちなりたいと言うと、昔の金貨が大量に現れ、使えない上、泥棒と勘違いされる。手に余る末っ子を厄介払いしたいと思ったら、会う人がみな末っ子を欲しがる。空を飛びたいと願うと、背中に羽ができて飛べたものの、塔の屋根で眠りこけて魔法が消えて一騒動。家が城になってほしいとか、読んでいた本の影響で、アメリカインディアンが来たらいいなとか、大きくなりたいとか、末っ子が早く大人にならないかとか。願いは叶うが騒動を引き起こす。近所で盗まれた宝石が母の部屋に現れて、それを元通りにすることで、ようやく目が覚め、願い事をしないことにする。ラストの話ではまだ続きの物語があるようだが、翻訳はあるのかな?