はっきりしない、嫌な天気。雨が降ったりやんだり、時に雷が鳴ったり。気温はさほどもないが蒸し暑い。

先程妹三人が帰っていった。今年はついてくる姪もなく、妹三人だけの訪問。雨の合間に近くにあるお墓参りもしてくれる。
数時間いて、もっぱら母と娘三人がおしゃべりして過ごしたかっこうだな。無口の私には何をそんなに話すことがあるのか不思議だな。男と女の違いなのか?

今日の午後はまともには本を読んでいない。戸井田さんの『日本人の神さま』なる文庫を読みかけた。なかなか興味深い話。神話とかで有名な神さまではなくて、一昔前まで、日常生活において信じられ敬われた様々な神さまたち。そんな神さまたちについて、その役割とかをやさしく語られている。

かぐや姫の非科学性から話を始める。竹のなかに姫がいるなんてあり得ない。嘘っぱちだという非難に対して、著者はフィクションの現実的な効果を問題にする。フィクションではあるが、そんな形でしか表せない真実もある。神さまという存在もそうした真実なのではないか。科学的にあるとは言えないが、神さまの存在を仮構することで明らかになる真実もある。

著者の論考は、空間的な話から始まる。身近な暗闇、近い遠いの距離感、それによって慣れ親しんでるものが、怖い存在や不気味なものに変質する。それを語り、我が物にするプロセスは、空間に特定な場所を割り当て、特定の時間にも結びつける。神さまとか魂を存在的なものとは考えずに、空間的なもの、うちと外の境界にあるものとして考えていこうとする。

四つの章で扱われているのは、火と神、水と神、土と神、そして小さ子神。神話的な神ではなく、民俗学的な神が論考の対象になる。どちらかと言えば、こういうのが好きなんだが、きちんと読めない。もう無理なのかな?ワクワクドキドキするもののほうに走ってしまう。

今日も読みかけただけで、佐伯さんの時代小説の再読に向かってしまった。吉原裏同心シリーズ最新作。もうかなり前に読んでいるのだが、昨日の朝刊にまた広告が出ていたことでまた読んでみたくなった。

酔いどれ小藤次の新シリーズが文春文庫で刊行が始まったと聞いて、気になっていた。一昨日だったか、市立分館に行った際に、新刊書店で見てきた。大活字というのはなんか読みづらい気がして買えなかったが。前シリーズが続かないなら、こちらを読むしかないのだが。一度調べておこうか。