シリーズ二作目。両親の失踪で孤児院にいたグリム姉妹に、ようやく巡り会えた祖母。そして住むことになった田舎町は、秘密ある町だった。

住民の半数がエバーアフターと呼ばれる、童話の登場人物。しかも童話と言われていたものが実話だった、ということは彼らは妖精など別世界の住人でもある。

姉妹は法律上義務教育を受けなければならないということで、この町の小学校に登校することになるが、妹の担任は白雪姫。しかもすぐにクラスの人気者になれたが、姉はいじめに遭う。とはいえ、孤児院でも里親のところでもいじめには慣れていてめげることはない。

しかし姉サブリナの担任の先生が奇怪な死体で見つかり、探偵はグリム家の役目と捜査に乗り出したが。

さらに学校で二人目の犠牲者が出て、どうやら犯人は怪物のようだ。両親をさらったのもエバーアフターだと思えるし、殺人犯も同類らしいと、サブリナは彼らに対する不信感と怒りにとらわれるようになる。

心配した祖母は捜査からはずしたものの、かえってサブリナは一人暴走する。それが犯人にとっては都合がよいことだとわかったのはラスト間近。人の感情をエネルギーにして蓄え、その破壊力で、昔グリム姉妹の先祖がこの町に施した結界を破ろうとした犯人。彼に操られて荷担したハーメルンの笛吹だった校長と、いじめっ子、実は赤ん坊の時に売られた怪物の子供たち。
町の結界を破るために、力が弱い学校の地下に、生徒を利用してトンネルを掘り、結界を爆破しようとした犯人。それに気づいた校長の息子の探索。
野心を持つ市長は悪者扱いしているようで、前作同様今回もなにがしかの協力をしていて、それほどの悪人ではないみたい。今回は伝説のマッチを探しだし、サブリナに渡してくれた。アンデルセンのマッチ売りの少女が使ったマッチは火をつけて唱えると、願い事を叶えてくれる。ラストで事件の決着がついたところで、サブリナは拐われた両親に会いたくなり、マッチの魔法で、両親のもとに単身飛び込むが、助けに来た妖精パック共々、そこに閉じ込められたところで終わっている。

これでは至急三冊目を読まないと気になってしまう。