少し覗いてみるつもりだった。昨日読み終えた三冊とともに読まないで一旦返そうかと。ならば少しくらい覗いておこうと。
それが引き込まれて読み続け、気がついたら深夜の1時、読了していた。歴史的な事跡をもとにした歴史物語。
河内の国と呼ばれた大阪の東南部には狭山池というため池が飛鳥時代からあった。何度も堤が壊れ、修復されたものの、莫大な費用がかかる。時は平安末期。平氏から源氏に変わる動乱期、荘園主の興福寺にも金はなく、地元の農民たちが細々と行う工事でははかがいかない。村を出た父の代わりに、その友人だった松に育てられた小松は、九才で松を事故死で失う。
やがて売られて京都にいく小松。道中、東大寺修復にたずさわる僧重源と知り合い、声をかけられる。
京では当てが外れた人買いに捨てられ、小松は泥棒のサスケに拾われ、ついには人殺しに荷担したことで逃げ出し、醍醐寺の重源のもとへ。成長して、寺を出て、同じように京へ売られたという幼馴染みを探し始める。
やっと見つけた彼女はサスケに手込めにされ大腹だった。しかもサスケこそ実の父だと知った小松は、幼馴染みのゆうと共に故郷を目指すが。身重のゆうは途中で死産し、さらに亡くなる。
故郷に一人戻った小松は、狭山池修復に奔走する。京都時代の知り合いにも手紙で援助を乞う。ようやくきた助けの手は重源だった。しかも前もって近くの古墳から石の棺を掘り出して置けとの指示。池の樋に使うのだと。狭山池修復に立ち上がった小松に手助けを申し出た人らも、棺の掘り出しには身を引き、小松一人となる。しかしたたりよりは子の将来を思うおかみさんたちから始まる手助けに、やがて男たちも復帰し、ついに重源が登場。
無事修復工事を成し遂げた小松は、村にとどまらず、出ていく。須恵器職人だった父や、京で見かけた宋の焼き物の素晴らしさ。その秘密を知りたいと思う小松。
重源自身は最初と最後にちょいと出るくらいなんだが、なんか重みがあるな。東大寺復興には信仰や綺麗事だけではまっとうできない。時には嫌われるほどの権力を振るう勇気を持てる人物でないと。前に読んだ悪人重源ほど、汚い面は出てないが、ここでも宋の職人を酷使して事業を成し遂げている。
それが引き込まれて読み続け、気がついたら深夜の1時、読了していた。歴史的な事跡をもとにした歴史物語。
河内の国と呼ばれた大阪の東南部には狭山池というため池が飛鳥時代からあった。何度も堤が壊れ、修復されたものの、莫大な費用がかかる。時は平安末期。平氏から源氏に変わる動乱期、荘園主の興福寺にも金はなく、地元の農民たちが細々と行う工事でははかがいかない。村を出た父の代わりに、その友人だった松に育てられた小松は、九才で松を事故死で失う。
やがて売られて京都にいく小松。道中、東大寺修復にたずさわる僧重源と知り合い、声をかけられる。
京では当てが外れた人買いに捨てられ、小松は泥棒のサスケに拾われ、ついには人殺しに荷担したことで逃げ出し、醍醐寺の重源のもとへ。成長して、寺を出て、同じように京へ売られたという幼馴染みを探し始める。
やっと見つけた彼女はサスケに手込めにされ大腹だった。しかもサスケこそ実の父だと知った小松は、幼馴染みのゆうと共に故郷を目指すが。身重のゆうは途中で死産し、さらに亡くなる。
故郷に一人戻った小松は、狭山池修復に奔走する。京都時代の知り合いにも手紙で援助を乞う。ようやくきた助けの手は重源だった。しかも前もって近くの古墳から石の棺を掘り出して置けとの指示。池の樋に使うのだと。狭山池修復に立ち上がった小松に手助けを申し出た人らも、棺の掘り出しには身を引き、小松一人となる。しかしたたりよりは子の将来を思うおかみさんたちから始まる手助けに、やがて男たちも復帰し、ついに重源が登場。
無事修復工事を成し遂げた小松は、村にとどまらず、出ていく。須恵器職人だった父や、京で見かけた宋の焼き物の素晴らしさ。その秘密を知りたいと思う小松。
重源自身は最初と最後にちょいと出るくらいなんだが、なんか重みがあるな。東大寺復興には信仰や綺麗事だけではまっとうできない。時には嫌われるほどの権力を振るう勇気を持てる人物でないと。前に読んだ悪人重源ほど、汚い面は出てないが、ここでも宋の職人を酷使して事業を成し遂げている。