なかなか面白かった。三百年前のアメリカにタイムスリップした姉弟が、先祖の海賊や魔女裁判に弁護人として活躍するという話。

両親を飛行機事故でなくしたバッドと、大学を出て新米弁護士になった姉リズはカリフォルニアで二人暮らし。亡き親の残した借金のために、家具を切り売りしてなんとか生活する毎日。弁護士になったものの人権派で金儲けに縁がない姉は自宅売却も考えている。

二人の遠い先祖には海賊もいて、彼が残した財宝でも見つかればなんて夢を見てる。そんなある夜、留守電が入る。親戚のアビゲイルと名乗る女性が助けを求めている。ただ場所がとあるビルの十三階というので、いたずらかと思っていたら。

翌日姉の姿がない。ベッドには一族の死亡記録があり、その最初の方に、十歳でボストンで魔女裁判にかけられたアビゲイルという先祖が書かれている。

もしや姉はそこへ行ったのでは、とあとを追い、どうにか見つけた十三階に飛び込んだダッド。気づいたら水漏れのする船室。船長が先祖だとわかるが、自分のことをわからせることもできない。やがて強奪した宝を狙うライバルの海賊に襲われ、彼は船長と二人ボートで海に投下される。漂流しながらも船長は無事ボストン港に着く。出迎えた妻と抱き合い、キスをしたことで捕まり裁判を受けることになる。当時のボストンは厳格な清教徒の町だった。

上陸して、ダッドは船内で見つからなかった姉リズに会う。魔女裁判にかけられるアビゲイルの弁護人になるという。しかし当時、女性の弁護人は認められず、代わりにダッドが立つ。二人の弁論で見事に勝ちを得るが。晒し者の刑に服した船長が再度船出するとき、ダッドも同行。密かにアビゲイルも乗っていた。持ち船を見つけ、船首像に隠した宝を取り戻した船長はとある島に埋める。

再度ボストンに戻るが、壊れて沈みかけた船にダッドは姉リズをつれて乗り込み、船室へ。十三階への通路に向かう。

なんとかもとの時代に戻った二人は船長の宝を手に入れようと、書き残された緯度経度の地を調べると、なんと自由の女神が立っている。でも船長から代々残されていたメガホンに使われていた古銭が今は高額になっていて、親の借金だけはカタをつけることができた。

自由の国アメリカも初期には魔女裁判をしていたんだ、驚きだな。