シリーズ三作目。馴染みの面々が引き起こす日常的な騒動などを描いた楽しい読み物。
今回は三つの騒動が描かれていた。アカシア村の産業はノウサギ協同組合が手掛ける数々の商売が担う。アケビ細工、木いちご、さくらんぼ、ジャムやゼリー、さくらんぼ酒、そしてはちみつ。どれも好調でありがたいが、時期が重なると猫の手も借りたい忙しさ。そんな組合の定例会に持ち込まれたのが、こまくさ湖の岸辺にたつホテルの開業。毎年夏にだけ開くのだが、持ち主のアマモリ氏が、今年はいけないので、組合で開いてくれないかと。無理だと思いながらも組合長は引き受けることに。
猫の手ならぬ子供の手を貸そうと申し出るタンタンとウリリ。ウリリがずるをしてハチに刺され、それを隠すために嘘をついたことが波紋となり、周囲に騒動をもたらすのが最初の話。
二番目がこまくさホテル開業までの顛末。山からひょっこり現れた植物学者の牛野さん、ナメクジ模様の寝袋で湖の傍らで寝ていたために、怪獣に間違えられて一騒動。そのあとに、ホテル開業に奔走する組合長が倒れる。そこへ現れた今は病院の、かつての別荘の持ち主あけびさん。老いても元気なのに家族が何もさせてくれないと家出してきた。これさいわいとホテルの支配人をしてもらうことになり、なんとか開業に持ち込み、常連客にも喜んでもらえる。
最後の話は夏休み。タンタンとウリリはウリリのおばさんの農場の手伝いに行き、妹のジョジョは元気がない。いとこが来たのはいいが、町住まいの彼の言動にいらつく。前に会ったことがある移動遊園地の何でも屋ムギワラ・トンボさん。音大進学の準備中の彼女がホテルでコンサートを開くことになり、ホテルでバイトするジョジョは、トンボかえりを教えてもらうことになり、憂鬱な夏休みが一変する。
翌日父親と町に帰るいとこの乗る電車には、一人息子を姉に預けたものの、心配でたまらないウリリのお母さんも、飛び乗っていた。
三作も読んでると、どの登場人物も愛着が生まれ、読んでいて楽しい。二十年も前に出た本なのに、少しも色褪せてないのがすごい。時代には無縁の世界を描いているからか。
二十年も前ということはつまり、続きはもう読めないんだろうな。
今回は三つの騒動が描かれていた。アカシア村の産業はノウサギ協同組合が手掛ける数々の商売が担う。アケビ細工、木いちご、さくらんぼ、ジャムやゼリー、さくらんぼ酒、そしてはちみつ。どれも好調でありがたいが、時期が重なると猫の手も借りたい忙しさ。そんな組合の定例会に持ち込まれたのが、こまくさ湖の岸辺にたつホテルの開業。毎年夏にだけ開くのだが、持ち主のアマモリ氏が、今年はいけないので、組合で開いてくれないかと。無理だと思いながらも組合長は引き受けることに。
猫の手ならぬ子供の手を貸そうと申し出るタンタンとウリリ。ウリリがずるをしてハチに刺され、それを隠すために嘘をついたことが波紋となり、周囲に騒動をもたらすのが最初の話。
二番目がこまくさホテル開業までの顛末。山からひょっこり現れた植物学者の牛野さん、ナメクジ模様の寝袋で湖の傍らで寝ていたために、怪獣に間違えられて一騒動。そのあとに、ホテル開業に奔走する組合長が倒れる。そこへ現れた今は病院の、かつての別荘の持ち主あけびさん。老いても元気なのに家族が何もさせてくれないと家出してきた。これさいわいとホテルの支配人をしてもらうことになり、なんとか開業に持ち込み、常連客にも喜んでもらえる。
最後の話は夏休み。タンタンとウリリはウリリのおばさんの農場の手伝いに行き、妹のジョジョは元気がない。いとこが来たのはいいが、町住まいの彼の言動にいらつく。前に会ったことがある移動遊園地の何でも屋ムギワラ・トンボさん。音大進学の準備中の彼女がホテルでコンサートを開くことになり、ホテルでバイトするジョジョは、トンボかえりを教えてもらうことになり、憂鬱な夏休みが一変する。
翌日父親と町に帰るいとこの乗る電車には、一人息子を姉に預けたものの、心配でたまらないウリリのお母さんも、飛び乗っていた。
三作も読んでると、どの登場人物も愛着が生まれ、読んでいて楽しい。二十年も前に出た本なのに、少しも色褪せてないのがすごい。時代には無縁の世界を描いているからか。
二十年も前ということはつまり、続きはもう読めないんだろうな。