こそあどの森の物語、11作目

今回は二つの話。前作のなぞの声で足をくじいたものの、みんなを助けるために奮闘して、歩けなくなったトワイエさんは以前下宿していたギーコさんとスミレさんのガラスの家で養生することになった。スミレさんが薬草に詳しいので余計助かる。

トワイエさんは十数年前は町で作家していたが、旅で訪れたこそあどの森が気に入り、ギーコさんの家に下宿した。その後嵐のために飛ばされてきた屋根裏が大木の枝に引っ掛かったのを見つけ住んでみたくなった。それで上に登る螺旋階段や屋根裏の修繕をギーコさんとポットさんにお願いして、住むようになった。その時ギーコさんは近くに飲料水用の泉を見つけてくれ、トワイエさんはアサヒの泉と名付けた。彼は知らなかったが、水のある場所に名前をつけると水の精ができる。だからその泉には目には見えないがアサヒという水の精がいて、トワイエさんを見守っていた。そのトワイエさんが姿を見せなくなり心配していたら、スキッパーが現れて、勝手に部屋に入ったりしたので、いじわるをする。でもスキッパーも水の精の存在に気づき、訳を話したので、解決する。

二つ目の話も同じ頃。ふたごが川で偶然見つけた葉っぱでできた小さなカヌー。自然にできたようだがいかにも精巧なので、もしかして上流に住む小人の船かもしれないと思いつく。その小人を見つけようと上流目指して調査をするも、川のなかを通らないといけない箇所があり、二人だけでは無理だと、スキッパーを誘う。小人を見つけても虫のように捕まえないなら協力すると約束して、三人で上流へ向かう。そして小さな滝を見つける。さらにその上へ行ってみると、頂上にはきれいな浅い池があり、島がいくつかある。川の流出がなく、地下水がわいている様子。つまりここが川の源流と言える。そして小人がいるかもと周辺を探し、島へも行き、生えている木を調べると、なんとあのカヌー状のものがなっている。種を包むようにしてなっている。この包む葉がカヌーに見えたのだった。小人はいなかったが、この池を発見したことだけでも面白いとスキッパーは思う。ふたごも同意する。でも森に不思議は付き物、小人がいてもおかしくない。また来ようとスキッパーは思う