文庫書き下ろしのアンソロジー。今回は六編、六つの店、その主にまつわる話が語られている。舞台は同じでも書いてる作家は別々で、知ってる作家もいればはじめての作家もいる。今回は作家よりも描かれている登場人物たちの方が印象的な気がする。
スカイツリーが間近に見える東京のあまり流行ってない商店街。こんぺいとうは二十四の角というかでっぱりがあり、商店街が戦後始まった時の店数が同じことから、明日町こんぺいとう商店街と呼ばれた。入り口のアーチの下には招き猫が鎮座する。
今回扱ってる店は、
古書卯月
あったか弁当・おまち堂
水沢文具店
台湾茶「淡月」
カサブランカ洋装店
やきとり鳥吉
私に印象が深いのは水沢文具店に登場する小学校臨時教師栞。職員不足で、教員試験に合格してなくても教師ができるんだと驚いた。
カサブランカ洋装店を経営する年老いた姉妹。姉は生涯独身で、出戻りの妹と二人で、親の店を引き継いだ。明るく人気者の妹がある朝起きてこない。亡くなってるとわかるまでの日曜の半日の様子が描かれている。
最後のやきとり屋を切り盛りするおかみさんは夫婦で始めた店なのに、夫が改装資金を持って逃げ出した。表面では一人で頑張っているようで、内心では夫の帰りを待っている。不審者が店の前にいたと知り、飛び出したことで、その秘めた思いが友にも常連にもわかるが、あえて問いたたしたりはしない。学生時代から一緒にバカをして来た友は、一人生きられるようにと会計士になったくせに、学生時代からの腐れ縁の売れない作家と一緒になる。入院して心細い時にかけられた言葉に負けた。それが今度は夫の方が売れっ子作家になり、仕事場を別にしていたら、そこに若い女が。離婚を迫られても拒否。そんなとき腹が目立ってきた愛人がやきとり屋に奥さんを訪ねてきて、腹痛、救急車。愛人の治療を待つ妻と友のやきとり屋。意地で拒否していた離婚だが、もういいかと。浴びるように毎日飲んでいた酒のために、痛風になると言われ、気持ちとともに生活も切り替えることができた。
古本屋に持ち込まれた大部の国語辞典。編纂者の生家にあった初版本がなぜかたらい回しにされてきた。卯月二持ち込んだ背取り屋の話では幽霊が出るらしい。編纂者の師がやりかけた辞典編纂が完成できなかった心残りから本にいたらしい。辞典のあとがきに編纂者の感謝の言葉があるのを知らされ、成仏する
前に読んだ店が出てきたりして、なんか懐かしいな
スカイツリーが間近に見える東京のあまり流行ってない商店街。こんぺいとうは二十四の角というかでっぱりがあり、商店街が戦後始まった時の店数が同じことから、明日町こんぺいとう商店街と呼ばれた。入り口のアーチの下には招き猫が鎮座する。
今回扱ってる店は、
古書卯月
あったか弁当・おまち堂
水沢文具店
台湾茶「淡月」
カサブランカ洋装店
やきとり鳥吉
私に印象が深いのは水沢文具店に登場する小学校臨時教師栞。職員不足で、教員試験に合格してなくても教師ができるんだと驚いた。
カサブランカ洋装店を経営する年老いた姉妹。姉は生涯独身で、出戻りの妹と二人で、親の店を引き継いだ。明るく人気者の妹がある朝起きてこない。亡くなってるとわかるまでの日曜の半日の様子が描かれている。
最後のやきとり屋を切り盛りするおかみさんは夫婦で始めた店なのに、夫が改装資金を持って逃げ出した。表面では一人で頑張っているようで、内心では夫の帰りを待っている。不審者が店の前にいたと知り、飛び出したことで、その秘めた思いが友にも常連にもわかるが、あえて問いたたしたりはしない。学生時代から一緒にバカをして来た友は、一人生きられるようにと会計士になったくせに、学生時代からの腐れ縁の売れない作家と一緒になる。入院して心細い時にかけられた言葉に負けた。それが今度は夫の方が売れっ子作家になり、仕事場を別にしていたら、そこに若い女が。離婚を迫られても拒否。そんなとき腹が目立ってきた愛人がやきとり屋に奥さんを訪ねてきて、腹痛、救急車。愛人の治療を待つ妻と友のやきとり屋。意地で拒否していた離婚だが、もういいかと。浴びるように毎日飲んでいた酒のために、痛風になると言われ、気持ちとともに生活も切り替えることができた。
古本屋に持ち込まれた大部の国語辞典。編纂者の生家にあった初版本がなぜかたらい回しにされてきた。卯月二持ち込んだ背取り屋の話では幽霊が出るらしい。編纂者の師がやりかけた辞典編纂が完成できなかった心残りから本にいたらしい。辞典のあとがきに編纂者の感謝の言葉があるのを知らされ、成仏する
前に読んだ店が出てきたりして、なんか懐かしいな