面白い、今夜は半分くらいで寝るつもりが、最後まで読まされてしまった。
岡田さんの処女作。図工の先生をしていた岡田さんが、物語を読んで、そのイメージを絵にするという授業のもとになる話を作ったのが始まりで。その後、仕事のあとに内容を膨らませたり、休んだりしながら書きためてできた作品。たまたま近所の児童書の書店の主に作品のことを話したのがきっかけで本になった。
奇想天外なアイデアだが、いかにもありそうで、子供にはたまらない内容。男女ともに絵を書きやすくするために、怪獣のような毛虫?と、珍しい花をテーマにして作られた話。
今は廃校になった中学校舎のアパートに住む男子二人稔と克彦。最近引っ越してきた良枝。発端は町に近いクロヤマ、昔からたたりがあると言われ、住民が登らない山に、良枝が登り、頂上の窪地で、新種のオレンジの花を見つける。話を聞いた稔たちも見て驚き、近所に吹聴したのがきっかけで、町中がフィーバーして、山の上には花はなくなってしまう。
良枝はさらに同じ頂上で、米粒くらいの黒い毛虫を発見。クロヤマソウと名付けられた花を食べることに気づく。最初はひとり密かに飼っていたが、25時間おきに前の倍の量の花を食べ、体も大きくなるそれをひとりでは無理だと思い、稔たちに話してともに育てる。しかし花を用意できなくなり、さらにクラス仲間に打ち明けて、体育館で秘密に育てる。体は大きくなっても軽いぬいぐるみのようでみなに愛されていたが。やがて倍々で増える食料の花が集められず、それ、良枝がムンジャクンジュと名付けた、は学校を飛び出し、花泥棒をするようになり、世間の注目を集め、花を囮に捕獲作戦がとられることになる。象ほどまで大きくなり、空を飛べるそれを麻酔銃で捕獲しようとする大人の前に子供たちが飛び出して、それを守ろうとする。規定の花を食べたそれは空を飛び消え去る。
それを見つけようと、もといたクロヤマに向かうと、それはいなくて、頂上にもとの花畑が戻っていた。
最後が少し分かりにくくてとまどうが、なかなか面白く読めた。自然保護の説教があるわけでもない、終わり方はかえって読者に、子供にいろいろ考えさせるのだろうな。処女作ながら見事な作品。表紙絵が地味で、あまり期待していなかったが、よかった。
岡田さんの処女作。図工の先生をしていた岡田さんが、物語を読んで、そのイメージを絵にするという授業のもとになる話を作ったのが始まりで。その後、仕事のあとに内容を膨らませたり、休んだりしながら書きためてできた作品。たまたま近所の児童書の書店の主に作品のことを話したのがきっかけで本になった。
奇想天外なアイデアだが、いかにもありそうで、子供にはたまらない内容。男女ともに絵を書きやすくするために、怪獣のような毛虫?と、珍しい花をテーマにして作られた話。
今は廃校になった中学校舎のアパートに住む男子二人稔と克彦。最近引っ越してきた良枝。発端は町に近いクロヤマ、昔からたたりがあると言われ、住民が登らない山に、良枝が登り、頂上の窪地で、新種のオレンジの花を見つける。話を聞いた稔たちも見て驚き、近所に吹聴したのがきっかけで、町中がフィーバーして、山の上には花はなくなってしまう。
良枝はさらに同じ頂上で、米粒くらいの黒い毛虫を発見。クロヤマソウと名付けられた花を食べることに気づく。最初はひとり密かに飼っていたが、25時間おきに前の倍の量の花を食べ、体も大きくなるそれをひとりでは無理だと思い、稔たちに話してともに育てる。しかし花を用意できなくなり、さらにクラス仲間に打ち明けて、体育館で秘密に育てる。体は大きくなっても軽いぬいぐるみのようでみなに愛されていたが。やがて倍々で増える食料の花が集められず、それ、良枝がムンジャクンジュと名付けた、は学校を飛び出し、花泥棒をするようになり、世間の注目を集め、花を囮に捕獲作戦がとられることになる。象ほどまで大きくなり、空を飛べるそれを麻酔銃で捕獲しようとする大人の前に子供たちが飛び出して、それを守ろうとする。規定の花を食べたそれは空を飛び消え去る。
それを見つけようと、もといたクロヤマに向かうと、それはいなくて、頂上にもとの花畑が戻っていた。
最後が少し分かりにくくてとまどうが、なかなか面白く読めた。自然保護の説教があるわけでもない、終わり方はかえって読者に、子供にいろいろ考えさせるのだろうな。処女作ながら見事な作品。表紙絵が地味で、あまり期待していなかったが、よかった。