魔法学校を卒業し、変身術と飛行術をマスターした二級魔法つかいの黒ばらさん。今はアカシア団地に住み、実際は百数十歳なのに、見かけは四十くらいのおばさんにしか見えない。その黒ばらさんが遭遇する出来事や事件を描いた七つの短編集。
最初の編には、ある日空からきた生意気な黒猫の騒動が描かれる。最後には魔法使いや妖精などのための情報紙魔界通信への寄稿により、飼い主が現れたものの、飼い猫に勝る意地悪な昔ながらの魔女で黒ばらさんはたじたじ。
魔法学校で友だった女性の夫婦喧嘩に巻き込まれて、ベニスに滞在した折りに出会った心ときめく男性。実は若い女性をショック死させていたバンパイアだった。
続編で旅だった黒ばらさんの原因になった少年秀くんとの出会いと彼の家庭事情が語られる次の二編
いばら姫に呪いをかけた十三番目の魔女が、環境保護に目覚め、送りつけてきた繁殖力の強いカンボランダの種にまつわる騒動を描いた編
ある日届いた招待状。届けたこうもりは寄り道して遅れたと言っていたが。現地のサンフランシスコについてから気づいた。九十年も前のものだった。でもなぜか昔の学校仲間に再会し、豪華な海が見下ろせる浴場を楽しむ。あとでそこは火事で焼けてしまったとわかる。亡き友が見せた一大イルージョン。
世間で評判の白ばらさん。はじめは興味もなかったが、彼女が手にする銅鏡に見覚えがある。会いに行って確かめてみると、三代前の祖母から伝わるものだという。そしてその先祖が黒ばらさんと魔法学校で一緒だった。魔法の力がないため、すぐにやめてしまったが、黒ばらさんが亡き母から受けついだ鏡をもっていたとは。返してくれたら変身術でも教えるという黒ばらさんと、これがないと愛の奇跡を起こせないという女性が、鏡に同時に手を触れたら、なぜか鏡に何かが映る。泥沼を小舟で往復する黒い服の人物。代わりのこぎ手が現れるまで永遠にこぎ続けなければならない。こちらを向いたのは黒ばらさん。とたんに惨めな自分を痛感する。手を包んでくれた女性の暖かさが身に染みる。そんなときあの少年に再会。魔法学校にいく気になったと。
多彩な黒ばらさん、好きになれるかな
最初の編には、ある日空からきた生意気な黒猫の騒動が描かれる。最後には魔法使いや妖精などのための情報紙魔界通信への寄稿により、飼い主が現れたものの、飼い猫に勝る意地悪な昔ながらの魔女で黒ばらさんはたじたじ。
魔法学校で友だった女性の夫婦喧嘩に巻き込まれて、ベニスに滞在した折りに出会った心ときめく男性。実は若い女性をショック死させていたバンパイアだった。
続編で旅だった黒ばらさんの原因になった少年秀くんとの出会いと彼の家庭事情が語られる次の二編
いばら姫に呪いをかけた十三番目の魔女が、環境保護に目覚め、送りつけてきた繁殖力の強いカンボランダの種にまつわる騒動を描いた編
ある日届いた招待状。届けたこうもりは寄り道して遅れたと言っていたが。現地のサンフランシスコについてから気づいた。九十年も前のものだった。でもなぜか昔の学校仲間に再会し、豪華な海が見下ろせる浴場を楽しむ。あとでそこは火事で焼けてしまったとわかる。亡き友が見せた一大イルージョン。
世間で評判の白ばらさん。はじめは興味もなかったが、彼女が手にする銅鏡に見覚えがある。会いに行って確かめてみると、三代前の祖母から伝わるものだという。そしてその先祖が黒ばらさんと魔法学校で一緒だった。魔法の力がないため、すぐにやめてしまったが、黒ばらさんが亡き母から受けついだ鏡をもっていたとは。返してくれたら変身術でも教えるという黒ばらさんと、これがないと愛の奇跡を起こせないという女性が、鏡に同時に手を触れたら、なぜか鏡に何かが映る。泥沼を小舟で往復する黒い服の人物。代わりのこぎ手が現れるまで永遠にこぎ続けなければならない。こちらを向いたのは黒ばらさん。とたんに惨めな自分を痛感する。手を包んでくれた女性の暖かさが身に染みる。そんなときあの少年に再会。魔法学校にいく気になったと。
多彩な黒ばらさん、好きになれるかな